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高雄でミルクティをハシゴするドット絵師
台湾生活3ヶ月目。そろそろ横断歩道で"二段階左折"のためにこちらへ突っ込んでくるバイクにも慣れ、ようやく台北の外へ出ることも覚えました。
高鐵(台湾新幹線)で高雄に行ってきました。
高雄でミルクティ?
台南はのどかですが、さらに南の高雄まで来るとまた都会らしくなってきます。
台北が東京なら高雄は大阪といったところでしょうか?(ちなみに台南に降り立ったときの印象は宮崎でした。)
関東と関西で特色があるように、着いて間もなく台北では見かけないものに気づき始めます。
例えば「肉燥飯」。これはようは「魯肉飯」ルーローハンなのですが、地域によって呼び方が違うそうです。
そして今回とりわけ気になったのが「紅茶冰」。
字面から、ようはアイスティーのことだと思うのですが、それにしてもこの名前を掲げるドリンクスタンドを高雄に来てからよく見かける。
おまけに宿の人から近くの店のミルクティがお勧めという話まで聞く。
高雄でミルクティ?と思いましたが結果、何店舗か回ることになりました。
茶舍紅茶冰-六合店
![](https://assets.st-note.com/img/1684225570287-nw1Nda3an6.png?width=1200)
何と言ってもここのミルクティがおいしかったのが始まりです。
レビューを見ると「特濃」が好評だったのでそれを頼みました。ほんとに牛乳が濃いです。たぶんコンデンスミルクが好きな人は好きです。
茶舍紅茶冰-六合店
Michael
![](https://assets.st-note.com/img/1684084327322-VXl5Gvo0bt.png?width=1200)
一軒目の特濃が美味しかったので、ここでも「濃厚鮮奶茶」とそれっぽいものを注文。
実のところ一軒目ほどの感動はありませんでしたが、それを知らなければ十分な美味しさでした。
ミルクの濃さを売りにした商品をよく見かける気がする。ひょっとして高雄は酪農が強いんだろうか。
Michael
回憶小時候-古早味紅茶冰
こちらもこのへんのチェーンのようです。興中夜市に入っている苓雅文橫店へ。
メニューの「阿華田」って何だと思ったら、店員さんがこれだよと言ってココア飲料みたいなものを見せてくれました。
普通にミルクティをチョイス。メニューには「鮮奶配(紅,綠,冬…)」とあり、配が読めなかったのですが「鮮奶紅茶」で通じました。
瓶牛乳を使っていたのが印象的でした。あと店員さんがすごくフレンドリー。やはり人が良いとそれだけでまた行きたくなります。
回憶小時候 苓雅文橫店
樺達奶茶
![](https://assets.st-note.com/img/1684226537960-krw0NBhBmQ.png?width=1200)
高鐵の新左營にも入っているこちらは高雄発のチェーンのようですが、実はどの店舗もグーグルレビューがあまり芳しくないのでちょっと博打でした。
店員さんの態度が…みたいなコメントが多かったのでドキドキだったのですが。
行ってみたときは何てことなく、ごく普通に対応してくれました。良かった。
この店に特徴的なのは、商品ごとに甘さ固定なのと、氷が入らないこと。台北より暑さのきつい高雄で氷なしで売るのが、少し不思議です。
味は特筆すべきものはないものの十分おいしかったです。
但し台北にも店舗があり、その後、高雄の味が懐かしくなって訪れるくらいには、特徴のある味だと思います。
樺達奶茶
圓石
![](https://assets.st-note.com/img/1684084478642-5UfyvAsGPH.png?width=1200)
こちらは「衛武營國家藝術文化中心」という劇場に入っているドリンクスタンドです。キャッチコピーのインパクトに釣られて購入しましたが、個人的には茶舍紅茶冰と並んで忘れられない味でした。
「紅茶厚奶」がうまく読めず、気づけば「宮家奶茶」が提供されるというハプニングもありましたが。
この宮家奶茶、紅茶が変わった風味がする。語弊がありそうですがちょっと味噌と通じるものを感じたので、よく発酵させた茶葉を使っているのかもしれません。
圓石禪飲-衛武營(輕裝店)
ついでに大象體操のライブを見る
否、これがメインです。失礼。会場は上記の圓石が入っている衛武營國家藝術文化中心。
![](https://assets.st-note.com/img/1684086663539-w0seCDcxEC.jpg?width=1200)
ずっと売り切れていたチケットが公演直前にキャンセルが出ていたようで買えました。
MC は相変わらず1割分かるかどうかと言う程度ですが、音楽に言語は関係ないのオーケーです。
![](https://assets.st-note.com/img/1684084560396-IbeRrK95Ke.png?width=1200)
なんと公演後に3人が来場者一人ひとりにサインをくれて写真まで撮ってくれるイベントが発生。
こんなファンサービス見たことない。会いに行けるアイドルかよ、と思わず脳内で突っ込みが入ります。インディーズってこういうものなんだろうか。
ついでに大碗公でかき氷も食べる
大碗公はこのあたりのチェーンのようで、何店舗かあります。
しかし個人的には西子灣にある「西子灣門市」店がおすすめでした。
別の文化門市店のかき氷は、何と言いますか、氷がよく言えばクラシック…ようは最近流行りのふわっとした感じではなかったです。シャーベットみたいな感じ。時間が経つと一部溶けて大きな氷みたいになりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1684227303993-TNUeV4naqg.png?width=1200)
マンゴーよりスイカのほうが多く見えて、ちょっと看板との違いに ん…? となるも。でもスイカめっちゃ甘くておいしい。じゃあ良いのか。
大碗公甜品(文化門市)
確かにフルーツはおいしいけど、こんなものか…と思っていたら、西子灣のほうは氷はふわっふわするわ、フルーツ盛りだくさんだわで「あ、こっちが本気か」と納得しました。
【翌年追記】
一年経って再訪して分かったのですが、ふわふわの氷の正体は「雪花冰」(大碗公では「綿綿冰」)とよばれるワンランク上のオプションだったようです。文化門市店でもちゃんと提供されていました。
後で知ったのですが大碗公はこの西子灣の店舗が元祖?なんだそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1684084778959-XBqWJwlVHK.png?width=1200)
大碗公冰·甜品(西子灣門市)
ちなみに大碗公を知ったのはこちらの大象體操のインタビュー記事が元。影響受けすぎです。
西子灣周辺は哈瑪星鉄道文化園區も広がっているし、ライトレール(LRT)も走っているし、個人的に好みです。次はフェリーにも乗りたい。
おいしい高雄
高雄でこれだけミルクティ飲むとは思っていませんでした。
ミルクティというと香港のイメージがあったんですが、あちらはホットでもアイスでも紅茶が一歩間違えばシブいぐらいに濃く、ミルクも負けないぐらい濃い。高雄は渋さはないものの紅茶はちゃんと濃くてミルクも濃く、紅茶の味が店舗によって様々…という印象でした。
高雄、いいところでした。個人的には台北よりも人が多すぎないのもポイント高いです。(でも道路にスクーターが多いのは変わりませんでした。)
かなり偏った紹介をしましたが高雄はもっと色々あるので、調べて行かれることをお勧めします。汁なし牛肉麵(牛肉拌麵)はマストだそうです。
台北-高雄の新幹線チケットは、往復が3日以内ならこれで元がとれます。
https://www.kkday.com/ja/product/2700-taiwan-high-speed-rail-unlimited-pass
4日以上滞在ならこちらかな。
https://www.kkday.com/ja/product/100299
この絵のすべり台は高雄のどこかにあります。