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新自強3000のビジネスクラス【台湾】

ことの起こりは台湾が海外からの旅行客向けにやっているおこづかいキャンペーンから。

事前登録しておくと、着いた空港で抽選に参加して、当たるとその場で5,000元が受け取れる。

これが何とも自然に当ってしまったのだが、賞金の入った電子マネーカードは悠遊卡(Easy card) が品切れとのことで、愛金卡(icash) で受け取ることになった。

悠遊卡と比べて、icash は使える場所が少ない。この賞金には有効期限があるので(1月の旅行で渡されたこちらは2月末が期限)ガンガン使っていかないとならない。

幸い、メトロやバスを含めたたいがいの公共交通機関でicash は使えるので、台北の寒さを逃れに台中へショートトリップしたおり、豪勢に自強号のビジネスクラスに乗ることにした。

ビジネスクラス乗車録


火車台中駅に入場してくる自強号

新自強とも呼ばれる自強3000は日本製の車両だったか日本車両をモデルにしたのだったか、とにかく日本人にはすごく見慣れた外見と乗り心地をしている。

台中と台北間では、自強号の料金は一般の指定席で375元、ビジネスクラスで705元。


6号車がビジネスクラス

車両が緑でもなければ切符も特別な色はしていないので、グリーン車とは言えないかもしれない。「騰雲座艙」の名称は古事か何かに由来するのかもしれないがちょっと分からない。社内では「商務艙」との記載もあった。

座面がぶっちゃけ背もたれを遠くに感じるぐらい広い。

隣の人とのあいだの肘掛けは通常の2倍以上の幅があり、座席間隔はばっちり。

ただ通路を挟んで反対側の座席は一人掛けで、隣がいない。1日前に予約したときは既に埋まっていた。


東京の板橋区に行くのではありません
ビジネスクラス車両の座席表。台北行きは37-40が前側になる。

ビジネスクラスにはフリーのフードとドリンクがついてきて、予約時に選べる。


「請選擇」は選んでくださいのこと

スナックの選択肢。上からパイナップルケーキ、なんか卵と肉鬆のパイみたいな何か、クッキー的な何か(多分)。
時間帯によってはお弁当のこともあるらしい。

ドリンクはビジネスクラス限定の炭酸水、リンゴジュース、スタバラテ缶、水(これも限定?)。

パイ的なものと炭酸水を選んだ場合。やたら重いと思ったら瓶だった。


肉鬆は茶色い桜でんぶみたいな見た目で、名の通り肉が使われているのでベジタリアンは食べられない。鬆は柔らかいとかふわふわみたいなイメージ。
日本では見たことがないけれど、台湾や香港ではおかゆに入れたりおにぎりにしたりパンに挟んだり、お菓子に使ったり、とにかくメジャー。


通路側は「道」。確かにそうだ。

窓という字は繁体字では「窗」。一見仰々しいが画数は一画しか違わないんじゃないか。

自強号は高鐵(新幹線)ほど早くはないので、台中ー台北間で2時間は乗っていられる。
期限付きの賞金の使い方としては悪くなかった気がする。

予約について

アプリを使う

予約は台鐵のアプリが便利。

出発と到着地の駅、日時を入力して列車を検索して予約する。予約時にはパスポート番号かARCが必要。

icash で支払う

今回はicash の残高を使いたかったので、アプリで完結できるクレジット払いは使用しない。

予約後、icash が使えるセブンイレブンのibon で、パスポート番号と予約番号を入力してレジで支払う。恐らく悠遊卡でも同じことができる。


ちなみに時間が不確定だったこともあり、調子に乗って重複予約しておいたら後日アプリから一ヶ月ぐらいのバンを食らっていた。なんどきも身の振り方には気をつけないといけないな。


台中のホステルはとても居心地が良かったです。


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