夏目漱石著『門』読了。
ぬるっと、或いはサクッと終わった感じがしたのでとにもかくにも解説を読んでみる。
「人間関係(三角関係)に初めてメスを入れたという点で夏目漱石著作読者にとって重要な作品である」といった旨が書かれており、なるほど、と。
どこから書くかが難しいのでひとまずそこに焦点を置いて書こうと思う。
宗介と呼ばれる中年代の男が主人公で、その妻の御米と二人が中心となって話が進んでいく。
宗介には年の離れた弟の小六がおり、親戚の家にやっていたのだが親戚側のお金の都合により宗介の家にやってくること