盂蘭盆会二題(その1)ー真夏の訪れ #詩のようなもの
群盗は 山野を侵し 径を灼き尽くし 百日紅を咲かせた
それは真夏の訪れの日
乙女の長髪をみだした熱風を はこび
彼女の汗ばんだ肌色を 想いおこさせる
また 凍てつく魂までも 奪いつくした
すべてが熟れはてる 盂蘭盆会は まだとおい
群盗は 山野を侵し 径を灼き尽くし 百日紅を咲かせた
それは真夏の訪れの日
乙女の長髪をみだした熱風を はこび
彼女の汗ばんだ肌色を 想いおこさせる
また 凍てつく魂までも 奪いつくした
すべてが熟れはてる 盂蘭盆会は まだとおい