みんな違うカニの絵を書いた子供に感動した話
去年の夏に近所でサワガニを釣ってきて初めてペットにしてました。
しかし冬に脱皮をした後すぐ死んでしまい、子供は初めてのペットが居なくなってしまった経験をしました。
(結局ペットのお世話は母親がやるあるあるで、私もとても可愛がって餌やりしてお世話しました。)
初めてのペットの死は特別だとわたしは思う。
私も子供のころネコを初めて飼ってそのネコが死んでしまった経験は今でも忘れないし、命の大切さや命は永遠ではないということを知った。
死んだカニちゃんを埋めた庭の場所に今でもたまに話しかけて思い出を大切にしている。
そんな子がカニちゃんに手紙を書いて渡したいと言ってきた。
手紙を庭に置くわけにいかないので、家のなかのテーブルに置いて天国から読んでもらうことにした。
そのカニのイラストがすごく可愛くて本人に伝えると、とてもうれしそうに、
「じゃあいっぱい描くね!」と言ってたくさん描いていた。
カニの数を数えながら描いていたので理由を聞くと、保育園のみんなにプレゼントしたいから人数分数えているそうだ。
できたカニのイラストを見るとそれぞれみんな大きさや顔、手足の長さがバラバラ。
「みんな違ってていいねえ」
と言うと、「ママ、みんなそれぞれ違うんだよ。お顔や目の大きさとか」といってきた。
もう5歳でみんなそれぞれ違うことに気づいて同じカニを描かなかったことに感動してしまった。
これから先には父親が外国人であることのアイデンティティやジェンダーの困惑が出てくると思う。
でも1番大切にして欲しいのは周りからの意見はともかく、自分がどう思うか。ということ。
自分に正直に生きて欲しいと願う母心です。
そんなほっこりするカニのイラストは上に付けた写真です。
イラストの中に1匹足がないカニもいる。
去年パラリンピック開催時期に保育園が義足者と交流する機会を作ってくれて、勉強したせいだろう。
経験は人を成長させますね。
その気持ち忘れずに育ってくれるといいなぁ。
こんなカニ好きの子供の前で私カニ食べづらいなぁ。