「私には家族が必要だと気づいた」My Lifeworks Program参加者・史紀さんが得た人生を変える気づき
こんにちは、LYL(リール)です。私たちは、コーチングで個人の思いを引き出し、自分らしく働ける組織づくりを支援する支援する6ヵ月間のコーチングプログラム、「Lifeworks」を提供しています。
Lifeworksは、1対1のコーチングとWorkshopによる6ヵ月間のプログラムです。一般的な企業研修のような「Career」だけを深堀りするのではなく、「Self / Family / Career」という3つの視点から多角的に「自分」や「人生」を考えるのが特徴です。
多様な経験を持つコーチの伴走をうけながら、生きるなかで避けては通れないこれらの問いに向き合うことで、自分が実現したいことの発見と言語化を目指すプログラムです。
「そもそも将来のことを考えるのが苦手」「これからについて立ち止まって考えたいけど、忙しくて考える暇がない」という方も多くいらっしゃいます。今回Lifeworksに参加された川端 史紀さんもそのような思いを持っていました。しかし、史紀さんは今回のプログラムを通して「一生モノの発見ができた」と語ります。
このインタビューでは「家庭を持つことはない」と考えていた史紀さんが、プログラムを通して気づいたことや考え方の変化についてお伺いしました。
自分自身を深ぼる半年間、自分の気持ちや価値観に気づいた
——史紀さんがLifeworksに参加しようと思った理由を教えてください。
最初は、Lifeworksの受講を通してコーチングのテクニックを学ぼうと思ってたんです。自分が受けてみて良かったらチームにも私が受けたコーチングを実施しよう、取り入れよう、みたいに考えていて、自分のためというより組織のために参加する感覚でした。
——実際に参加していかがでしたか?
結果的に自分自身を深ぼる半年間になっていましたね。コーチングのテクニックを学ぶよりも、自分を見つめるために時間を使っていました。
それくらい当事者として向き合えたのは、参加中に「心変わり」をする瞬間が実際に何回かあったからだと思います。「あ、なるほど」と、これまで気づいていなかった自分の気持ちや価値観に気づく瞬間があって。一生モノの発見がありました。
「一生、結婚したくない」という気持ちが変わった
——どのような気づきがあったのですか?
私、「一生、結婚したくない」と思っていたんです。家族をつくることを考えてなくて。でも、今回のLifeworksを通して、家族という存在が自分の原動力としてすごく大きいことに気づいて考えが変わりました。
プログラムのなかで、コーチと一緒に自分がこれまでどういうときに頑張れたかを考える機会があって。自分がしんどいなってときに、それでもあと一歩頑張ろう、今日やろうとできたのには、両親に自分が幸せな姿を見せたいという気持ちがあったから、家族っていう存在があったからなんだなって分かったんです。正直、自分のためだったらいくらでも妥協できてしまうけど、家族の存在が鼓舞してくれていたんだなって。
でも、いつか両親は自分より先に旅立ってしまいます。その後を考えたとき、自分が頑張れなくなるかもしれない恐怖に気づきました。じゃあ、自分も家族を持ったら良いのでは?子どもを生むことを考えてみたいって自然に思うようになりました。
——史紀さんにとっては、SelfとCareerの充実のために、Familyはとても大切な存在だったのですね。
そうですね。ひとつ、印象的なプログラムがあって。これからの人生を時系列で考えるものだったのですが、その際に私の人生と一緒に、生まれてくるかもしれない自分の子どもの人生を並行して考えてみたんです。それがすごく楽しくて。
自分だけだと50歳くらいで人生終盤になってくると思っていたけど、そこから先も子どもの人生はまだまだ続く。子どもを見守る、子どもと一緒に成長することを考えたら第2の人生を楽しめるという感覚があって、「じゃあいま、50代から先を楽しむ分も稼がないとな」ってワクワクしました。
子どもがいたほうが自分はワクワクできると気づき、とても驚きました。Lifeworksで得られた大きな発見でしたね。
組織の多様性のためにも事業と個人の目標をリンクさせたいと思うように
——Lifeworksに参加したことによって、仕事上で何か変化はありましたか?
チームの目標設定に対する考え方が広がったように思います。いまちょうどチームのみんなに来季の目標を立ててもらう時期なのですが、そこで来季だけじゃなくて、5年後の目標も描いてもらおうと考えていて。その目標には、キャリアだけじゃなく、結婚や出産、個人のビジョンなんかも含めてほしいって思っているんです。
「目標を事業と個人で分けずに考えることが、多様性を尊重できる組織の実現につながるかもしれない」という考えが生まれたんですよね。
——どういうことでしょう?
チームの事業目標は同じでも、人それぞれ人生に対する目標や価値観は違うじゃないですか。仕事でめちゃくちゃ頑張りたい人もいれば、仕事は定時で終わらせて家族との時間を大切にしたい人もいるので。
だから事業だけを見て目標を立ててしまうと、個人の意思とは離れてしまいます。なかには自分の意思に気づかないままに仕事を頑張りすぎてしまって心身を崩してしまう人もいるかもしれません。十人十色の意思があってビジョンがあるのが当然だと思うので、じゃあ、事業と個人の目標をリンクさせることが組織の多様性を支えてくれるんじゃないかなと。
そして多様性は必ずチームの強さになると思うので。画一的な目標をみんなに持たせるのではなくて、それぞれの好きなことやビジョンを咀嚼して理解して目標を立てていくほうが、組織としても結果がでるんじゃないかなと考えるようになりました。
誰も興味ないだろうと思う「自分」のことを話せる機会
——Lifeworksを受けて良かったと感じる点を教えてください。
シンプルなんですけど、自分のことを話せる場所がもらえて良かったと思います。
私はもともと自分や将来のことを話すのが苦手で、自分の話なんか誰が面白くて聞くんだろうって思っちゃうんです。それで、自分や将来のことを考えること自体からちょっと逃げていたところがあるなと。
だから、Lifeworksみたいに、自分の話をしていいと許容される時間が半年間定期的にあるのが良かったですね。その時間があったから、向き合わざるを得なくて、結果的に自分の原動力にも、より楽しめそうな人生にも気づくことができたので。
——自己開示することに不安はありませんでしたか?
不安はありましたが、自然に話せましたね。プログラム期間は自分のことを話す時間だと決められていたし、一緒にワークショップを受けている方たちもそれぞれで向き合おうとしていたので、感化もされました。
それまで自分のことをあまり人に話してこなかったので、実際に受けるまでは「こんな悩みを持っていいの?」と考えることもありました。でも蓋をあけてみれば同じように考えている方もいて、悩んでいるのは自分だけじゃないという安心感もありましたね。
思考が可視化できて、時間の使い方が変わった
——最後のプログラムでは「My Lifeworks Plan」を作成しますよね。あれはどのように作られたのですか?
グラフィックレコーディングをしてくれる方がいるんです。その方にLifeworksでの気付きや将来のプランを話すとイラストとしてまとめてくれました。
——イラストになった印象はいかがでしょうか?
色褪せない思考の可視化ができたようで嬉しいです。プログラムが終わってからも、自分が考えていたことを振り返る「思考のアルバム」としてときどき見返していますね。たとえば、半年間の受講期間中、自分が考えたことやコーチに話したことを振り返るのは大変じゃないですか。メモしていたとしても量が多いし。
でも、このイラストを見れば、半年間の軌跡を一枚で思い出せます。実際、コーチングを受けてよかったと友達に話すときもグラレコを見せながら話していますね。
あと、描かれている内容もイラストも色合いも、ほかの人と全然違っているのがいいなって。私だけのものって感じがして愛着が湧きますね。
——なるほど。Lifeworksが終了してから2ヶ月が経ちましたが、ご自身の変化などはございましたか?
「これが変わった!」というよりも、日々の小さな行動の一つひとつが変わったと思います。思考や言動、時間の使い方なんかも。家族やパートナーとの時間をもっと大切にしようと考えるようになりました。
そういえば、人と会うことが増えたようにも思います。Lifeworksでのコーチとの対話が刺激的で、自分の視野を広げてくれることが多くて。そんな気づきをくれるような人ともっと話したいと思うようになりましたね。
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Lifeworksでは、一人ひとりが本当に自分らしく働き、暮らせるように「Self / Family / Career」の3つの独自の視点から自分を見つめ直します。
発見と言語化を支援するのは、起業や子育て、大手企業の管理職、経営者へのエグゼクティブコーチングなどの多様な経験があるコーチ陣です。
ご興味を持っていただけましたら、お気軽にご相談ください。
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