大切な人の大切なものを大切にする

約12年前の話。両家親族の顔合わせを兼ねて行った小さな結婚式の席で
進行してくださった方からのお決まりの質問
「お互いのどこを好きになったか」を聞かれた時の、夫が私に向けて言った台詞です。

「自分の大切な人やものを大切にしてくれるところ」

と。なんですと。

私は彼の好きなところを何と言ったのか全く覚えていないのですが、
おそらく
「価値観がなんちゃら」とか「一緒にいて楽」のような
思い出すのも恥ずかしい、ありきたりで軽率なことを言ったと思うのに

お付き合いしているその数年の間、彼に向けた言動を
そのように感じ、受け止めてくれていたのかと思ったらちょっと感動した。
事実、忘れられないひとことになっているのはいうまでもありません。

控え目にいってすごーーーーく嬉しかったので
以降、これをパクって私の生きるモットーとしています。

私は、これからも大切な人の大切なものをぜぇったいに大切にするんだ。
それは目に見えるものなのか、見えないものなのかわからないけれど。