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THE SECOND の感想
THE SECOND~漫才トーナメント~(2023年5月20日放送)の感想です。
2週間経ったので、ちょっと振り返りってみたいと思います。
【トーナメント一回戦 第1試合】
金属バット
ことわざのネタ。金属バットらしい、見てるほうがヒヤッとする“毒”もありつつ、フリ・ボケ・伏線回収がしっかりしていた。ウケも上々。
自分が審査員なら・・・3点
マシンガンズ
客いじりから入り、世間に対して毒づいてはダブルツッコミを入れるいつものパターン。個人的には後半ちょっと飽きたが、会場のウケは上々。
自分が審査員なら・・・2点
<結果>
金属バット 269点
マシンガンズ 271点
マシンガンズが準決勝進出。
どうしても金属バットの芸風を受け付けない一般審査員がいたのだろうか。
少し不運に感じた。
それにしても、松ちゃんの「武器やったらマシンガンズの勝ちやけどね」がすごい。
コメントがいちいち面白い。
【トーナメント一回戦 第2試合】
スピードワゴン
小沢の妄想一人芝居に井戸田がツッコミを入れるネタ。
オチが多少バレてても、作品としての完成度がとにかく高いので文句なく面白い。
自分が審査員なら・・・3点
三四郎
やや落ち着きのない、ガチャガチャした漫才という印象。
面白いが、タレントの名前を使いすぎなのが気になった。
会場は大ウケだが、ちょっとウケすぎでは?と感じた。
自分が審査員なら・・・3点
<結果>
スピードワゴン 257点
三四郎 278点
三四郎が準決勝進出。
松ちゃんが言っていたとおり、この点数ほどの差はなかったと感じた。
むしろ、自分はスピードワゴンのほうが面白かったが、小沢さんが生理的に受け付けないという人が多かったのだろうか。
小宮のたきうえ(流れ星☆)いじりが功を奏したのかもしれない。
【トーナメント一回戦 第3試合】
ギャロップ
いつものハゲいじりで、これぞギャロップというネタ。
自分が審査員なら・・・3点
テンダラー
ボケが全部面白い。
ただ、6分間ずっと突っ走って、ベスト盤を早送りで聴かされた感じ。
詰め込みすぎで、もうちょっとゆったりとした部分があった方が良かったのかもしれない。
自分が審査員なら・・・3点
<結果>
ギャロップ 277点
テンダラー 272点
ギャロップが準決勝進出。
どう見ても、事実上の決勝戦。
ここで勝った方が優勝すると思ってた。
松ちゃんのハマーイジリはさすが、絶対言うと思ってた。
【トーナメント一回戦 第4試合】
超新塾
集大成のネタという割に、設定もボケのクオリティも平凡で、コンパでやるようなネタという印象。
期待値が高かっただけに、ちょっと肩透かし。
ただ、会場は爆笑。
自分が審査員なら・・・2点
囲碁将棋
ボケの文田の偏見や妄想が入ってて、自分好みのネタ。
後半にかけて、ツッコミの根建もボケはじめてエスカレートしていくので盛り上がる。
自分が審査員なら・・・3点
<結果>
超新塾 255点
囲碁将棋 276点
囲碁将棋が準決勝進出。
ウケの割に超新塾の点数が低かった。
やはり弱いボケの応酬だったので、目の肥えた審査員には通用しなかったのか。
【準決勝 第1試合】
マシンガンズ
パターンとしては1回戦と同じ。
後半に紙(小道具)を出してきたので、どうなのかな?と感じた。
キャラクターと大会コンセプトに委ねた印象。
自分が審査員なら・・・2点
三四郎
1回戦より、もっと落ち着きのないネタだなと感じた。
このコンビは、ボケの相田がもっと気持ち悪い形で目立ってこそだと思う。
小宮の比重が高すぎた。
自分が審査員なら・・・2点
<結果>
マシンガンズ 284点
三四郎 256点
マシンガンズが決勝進出。
両者ともウケていたので、どっちが勝つかわからなかったが、意外と差がついたなという印象。
売れてない分、マシンガンズに肩入れするお客さんが多いように感じた。
【準決勝 第2試合】
囲碁将棋
フォーマットとしては1回戦のネタと同じだが、今回は人名も出さず、さらに精度の高いネタ。
この時点で、優勝できる内容だと感じた。
ギャロップ
とにかく、お客さんを引き込む漫才。
経験値の高さを感じさせる漫才。
とにかく達者で面白い。
この時点で、優勝できる内容だと感じた。
<結果>
囲碁将棋 284点
ギャロップ 284点
まさかの同点だが、3点をつけた人数の多い方が勝ちという大会規定に則り、ギャロップが決勝進出。
林が松ちゃんにハマる。
この時点で優勝確定。
【決勝】
マシンガンズ
準決勝を勝ち上がったときに、自虐で「弱いネタしかない」と言っていたが、それが見事なフリとなっていて、逆に面白かった。
グダグダだけど、それが面白いんだから、結果面白い。
この大会を通して、彼らの人となりが世間に知れ渡ることとなったので本当に良かった。
自分が審査員なら・・・3点
ギャロップ
よく一言も噛まずにできるなあと感心するネタ。
場数の賜物。
長い長いフリで溜めに溜めて、最期にに大爆発は見事としか言いようがない。
自分が審査員なら・・・3点
<結果>
マシンガンズ 246点
ギャロップ 276点
ギャロップが優勝。
文句なし。
マシンガンズの点数が発表された後に、ギャロップに感想を聞く“白い悪魔”こと東野幸治と、それに対して「嬉しかったです」と答えるギャロップの掛け合いが最高だった。
芸歴16年以上で、過去にM-1グランプリとTHE MANZAIで優勝を逃し、出場機会を失った漫才師のみ出場できる大会。
最初の大会でしたが、漫才中は漫才師だけを映し、審査員も文句が出にくい形式で、非常に良い大会だったのではないでしょうか。
ただ、全体で4時間は若干長いのかな?
ネガティブな意見がなかなか言いづらいとわかっている素人の審査員にコメントを求めるのは本当に必要かな?
と感じました。
ノックアウトステージに出場し、この決勝ステージに上がれなかった24組の漫才師もみんな面白い。
とにかく、日本には面白い漫才師がめちゃくちゃいっぱいいる!と感じさせてくれた大会でした。