書評 教育論の新常識
リュディアです。教育論の新常識 を読みましたので感想です。
文芸春秋の2021年日本を動かす21人にも選出されている松岡亮二氏の書籍というか、松岡氏の監修によるさまざまな教育に携わる方の論文が掲載されている書籍です。実際、22名の方が執筆されています。文芸春秋の松岡氏へのリンクも以下につけておきます。
当然ですがどれも内容がしっかりしており、普段、意識をしないような視点が提示され、自分の頭の中で再考することも多くありました。どちらかというと現状の教育に対してネガティブな内容も多く、本当にこの国、あるいはこの国の教育はどうなっていくのか、と思います。
いつも思うのですが、教育行政や教育現場というのは、こうも事なかれ主義、前例主義、先送り主義がまかり通るのか不思議です。もちろん問題提起する方と、問題無し継続すべきと考える方の双方がおられて、継続する方が楽なのでそちらに多数の方が流れていくということはわかります。松岡氏のようなエビデンス主義を導入しても無視されるというのはさすがにどうかと思いますね。
しかし資源も十分な自給食糧も無い日本の未来は100%教育に依存していると思います。もう最後のチャンスと思って政治家と官僚の皆さんは変革を進めてほしいと思います。
では、ごきげんよう。