書評 中東問題再考

リュディアです。中東問題再考 を読みましたので感想です。

確かに中東というのは新聞でテロが発生した、イスラム教が云々というレベルでしか触れることの無い領域ですね。そのため、TVやネットで過去に聞いたステレオタイプなイメージが頭に刷り込まれており、その刷り込まれたイメージで理解しようとしています。

著者は日本人の頭の中にある中東はもはや現実との乖離が大きい、それを説明します、と論理を展開していきます。特に日本人にとっては親日国イラン、親日国トルコの幻想を打ち破る論理の展開は刺激的です。

今後の報道を見る際にも今の自分の知識を本書により最新のものにしてからだと風景が変わりそうな気がします。お勧めです。

著者の飯山陽氏は Twitter でも積極的に発言されているので興味のある方はフォローされてはいかがでしょうか。


では、ごきげんよう。

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