JavaScript クラスのまとめ
株式会社リュディアです。JavaScript のクラスについての記事をあげてきましたが、今回はまとめをしておきます。
JavaScript クラス #1
JavaScript クラス #2
JavaScript クラス #3
JavaScript クラス #4
JavaScript クラス #5
JavaScript クラス #1、JavaScript クラス #2 では、JavaScript でクラスを使ったオブジェクト指向プログラミングを行う基礎についてまとめました。JavaScript クラス #3、JavaScript クラス #4、JavaScript クラス #5 では Spreadsheet を扱う汎用クラスを定義し実際に使ってみました。Spreadsheet を扱う汎用クラスは複数のスプレッドシートを扱うようなプログラムでは有用です。それぞれのプログラムに適したようなクラスを定義するもよし、ベースに今回のような汎用クラスを定義してプログラムごとに継承という方法論を用いて拡張するもよしです。
個人的な意見ですが、オブジェクト指向設計やオブジェクト指向プログラミングは思考方法であり、コーディングは別次元の話だと思っています。コーディングレベルでオブジェクト指向をサポートして言語を用いると、思考をコードで記述しやすい、という利点があるだけと考えています。オブジェクト指向プログラミング言語を使っても、思考がオブジェクト指向になっていないと手続き型プログラムに近いコーディングになります。手続き型言語を使っていてもオブジェクト指向の思考に基づくコードはオブジェクト指向っぽくなっています。
古くからあるシステムで手続き型の方法論に則ったシステムも存在しますが、現在のシステム設計の主流はオブジェクト指向です。ここで示した例も小さいものですが、基本は小さいコンポーネントでしっかりと作りこみ、大きなシステムを設計する際に抽象度の高いレベルで設計するのがオブジェクト指向プログラミングだと思っています。少しずつ慣れていってもらえばと思います。
では、ごきげんよう。