初等中等教育段階における生成AI の利用に関する暫定的なガイドラインについて#5
リュディアです。初等中等教育段階における生成 AI の利用に関する暫定的なガイドラインを見ていきたいと思います。
3.⽣成AIの教育利⽤の⽅向性を見ていきます。内容は次のように(1)-(5)にわかれています。
(1)基本的な考え⽅
(2)⽣成AI活⽤の適否に関する暫定的な考え⽅
(3)「情報活⽤能⼒」の育成強化(全ての学校が対象)
(4)パイロット的な取組(⼀部の学校が対象)
(5)⽣成AIの校務での活⽤(準備が整った学校での実証研究を推進)
今回は(3) を見てみます。ここから(3), (4), (5) と進むにつれ、対象となる学校に区分けが設けられ内容が変わります。(3)は「すべての学校を対象とした情報活用能力の育成強化」についてです。
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全ての学校を対象とするだけあって、生成AI に関するもの、というよりは今のネット社会で児童、生徒がいかにトラブルに巻き込まれないように生活するかという視点に近いですね。それらを学校で教育するために1人1台の端末を与え、学校でも触れる時間を増やして、指導していくということだと思います。IT機器はある意味慣れのような部分もあるので「これをやってはいけない」ということを毎日学校で言われていると自然とやらなくなることも考えられます。
ただ学校の1人1台の端末について、とにかく古いと思います。動けばよい、とか動いているうちは新しい端末に買い換えられないとか、そういうことをしてはダメです。子供たちにストレスなく使ってもらうためには長く見積もっても5年です。昔のメカの時代は動くか動かないかが大切だったのですが、半導体の時代に入ると半導体自体の劣化は別にしてもソフトウェアがより高速なコンピュータ前提で作られているので古いコンピュータを使うと遅くてストレスがたまります。気をつけてあげてください。
私がこの資料で驚いたのは児童のスマートフォン所持率です。小学生でも60%超えてるんですね。
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他にフィルターバブル現象とかエコーチェンバー現象とか書かれていますが、これはスマートフォンに限らず注意が必要な現象です。閉鎖的な組織でも同様の問題が発生するので注意が必要ですね。
では、ごきげんよう。