書評 新敬語「マジヤバイっす」: 社会言語学の視点から

株式会社リュディアです。新敬語「マジヤバイっす」: 社会言語学の視点から を読みましたので感想です。書籍版へのリンクをつけておきます。

普段、あまり読まないタイプの書籍なのですが面白かったです。いわゆる「***っす」という言葉について様々な観点から調べられています。

この手の言葉が文字として表面化してきたのはいつくらいですかね?最初にスポーツもののコミックスから始まったように私は記憶していましたが、実はさかのぼってサザエさんであった、ということが書かれている件には驚きました。

冗談半分で読むには少しボリュームがあるのと記述が厳密なので堅苦しい印象を持つ方もいるかもしれないですが、笑いも含まれておりバランスのとれた書籍だと思います。

会社でも若い世代がこの手の言葉を使うと言葉が乱れている日本語が乱れている、という方もおられますが、言葉ですから変化していきますし、そのうち便利な言い回しは標準になっていくのではないですかね、と思いました。

ちょうど東京オリンピックでスケートボードの解説をされた瀬尻稜さんの話し方が話題になりましたね。聞いてても不愉快に感じる方よりも、好感を持つ方の方が多かったとのこと。言葉は変化していきますね。

良書です、お勧めします。

では、ごきげんよう。

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