書評 4時間のエクセル仕事は20秒で終わる ノンプログラマーのGAFA部長が教えるExcelマクロ入門
リュディアです。4時間のエクセル仕事は20秒で終わる ノンプログラマーのGAFA部長が教えるExcelマクロ入門 を読みましたので感想です。
エクセルでマクロを使ったことが無いという初心者向け入門書です。少しでもかじったことがある方には物足りない内容だと思います。タイトルであおりすぎな感じもするのですが、想定する読者層がどのくらいいるのかな ? という感じは受けました。
私自身はマクロは利用しません。以前に使っていたことはありますが、社内で使うファイルでマクロを組み込むと他の人と共有したときに問題が発生することが多かったためです。それでも処理はマクロで行い、最後の結果をマクロ無しにして共有するなどして頑張った時期もありましたが結局やめました。
実際、同じような理由でパナソニックが全社的にエクセルのマクロを禁止しているというニュースをあります。最近のニュースです。
マクロがなければエクセルなぞ使う意味がない、とまで言う方もおられて、マクロを使う、使わないのどちらが正しいという話をするつもりはありません。それぞれの方がエクセルを使う環境に依存すると思います。
また最近だと、大規模なデータは外部プログラムの Python で処理する、という選択肢もあります。特に超大規模データに対してはマクロでは処理も遅いし、なかなか面倒なものです。
私個人の意見としてはマクロというのは今やどっちつかずなものであり、そもそもここであげられているような処理が発生しないように全社的にルールを統一するのが正解かなと思っています。
マクロを使ったことが無い方で、この本の例にあるような内容の処理する必要があり、頻繁に難儀しているという方には良い本だと思います。
では、ごきげんよう。