書評 多様性の科学

リュディアです。多様性の科学を読みましたので感想です。

最近、日本でも多様性という言葉が何となく使われているような気がします。職場であったり、メディアであったり、多様性こそが正義であり、多様性の無い組織はダメになるという感じです。しかしいざ多様性とは何のことかと問われると男女差であったり、学歴差であったり、それって差別しないということではないの?多様性なの?という疑問を持っていました。

本書では多様性の具体例と、多様性が無い組織ではどのようになるかがデータとともに示されています。なかなか興味深い具体例がたくさんありました。最も印象に残っているのは生徒数の多い大学と少ない大学での人の付き合いについてです。多い大学では自分と似たタイプの人も見つけやすいからかえって多様性が無い人付き合いになるという記述は驚いたとともに確かにそんな感じがすると思いました。このような具体例も含め多様性についてさまざまな角度から述べられています。お勧めです。

では、ごきげんよう。

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