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台湾での人材採用とスタートアップ事情

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#人材戦略

台湾人が転職を前向きに考える理由は?

台湾では、20代の平均勤続期間は約1年半で、平均転職回数は3〜4回と、日本を大きく上回っています。なぜそうなるのかについて、台湾と日本の就活文化の違い、台湾人が転職を前向きに考える理由、そして台湾での転職活動のやり方という3つのテーマから考えていきます。 台湾と日本の就活文化の違い最も大きな違いは、台湾には新卒採用という文化が存在しない点です。日本では大学生のうちから就職活動を始め、卒業後に入社するのに対して、台湾では卒業してから就職先を探すのが一般的です。企業側も、新卒枠

GREE出身の台湾人起業家リディアが語る、エンジニア不足時代のグローバル人材戦略

コロナによって、企業が打ち出す人材戦略が大きく変わりました。台湾も例外ではなく、現地でIT人材会社を経営している私の周りでも様々な変化が起きています。今回はその変化についてお伝えします。 GREE 出身の台湾人起業家リディア 以前は、日本のシステム開発会社や下請け企業などが人件費を抑えるために、ベトナムやミャンマー、フィリピンや台湾などで開発センターを設置したり、現地の開発会社に委託したりすることが当たり前でした。しかし、現在はアメリカや欧州各国、シンガポールなどの企業の

外国人採用の課題と解決策|グローバル展開に成功する採用戦略とは?

外国人採用は、多様性を尊重し、グローバルな視野を持った企業経営に欠かせない重要な課題です。しかしながら、日本企業における外国人採用には、言語や文化の違い、法的制度の複雑さなど、様々な課題が存在します。本記事では、外国人採用における課題と解決策を紹介し、日本企業のグローバル人材戦略の一助となる情報を提供します。 ➤ 関連記事 台湾人と一緒に仕事をする秘訣。台湾人の仕事観と特徴は? 外国人雇用における課題と解決策 ーグローバル化を成功に導く採用戦略ー 日本進出しているおすすめ台

台湾人の仕事文化・仕事観とは?採用する前に知るべきこと

グローバル化が進む現在、積極的に外国人を採用する会社が多くなりました。その中でも台湾は日本とも地理的に近く、日本好きも多いといった理由から、日本企業で働く台湾人が年々増えています。 この記事では、台湾人の仕事文化・仕事観を6つご紹介します。台湾人採用、台湾進出を考えている方はぜひ参考にしてみてください。 上下関係がフラット台湾をはじめとする中国語をメインに使う中華圏は、敬語という概念がありません。そのため、言いたいことを率直に言い、上司や先輩に対しても友達のように接します。

デジタル市場における日本の現状と課題|Spider AF CEO 大月聡子氏の見解

新型コロナウイルス感染症の拡大により、デジタル化が急速に進み、この流れに乗って日本のデジタル広告市場も急速に成長しています。この記事で、先月アドフラウド対策ツール Spider AF を運営する Spider Labs の CEO である大月聡子氏、DMA 理事長/ funP グループ創設者/ TenMax の CEO である邱繼弘氏(大河馬)、awoo 株式会社の事業展開副社長である王鶴穆氏の 3 人と、日本市場の最新動向や台湾企業にとってのチャンスについての話を記録しまし

台湾発ベンチャー企業 Vpon と timelyhero の日本市場参入戦略から、世界が求める人材像をうかがい知る

台湾は経済規模が小さいため、多くのベンチャー企業が海外に進出しています。なぜ多くの台湾ベンチャーが最初の海外拠点を日本に置くのでしょうか? Yourator の日本チームはこの度、台湾ベンチャーの日本市場参入戦略をテーマとして、Vpon と timelyhero の 2 社を招き、彼らの日本市場経営の経験を伝えるセミナーを開催しました。 【セミナーの内容】 日本市場の参入にあたって、どのような戦略を立てたのか?企業文化の構築と人材採用は戦略において、どのような役割を果たし