【御礼】えみさん<31文字のお守り>
先日、えみさんの企画に応募させていただいた。
自分にまつわるエピソードをひとつお伝えし、それを基にお守り短歌を作っていただけるという、なんとも粋な企画。
言葉がお守り!しかも短歌!素敵!と、すぐ応募を決めた。ただ、なかなかエピソードが定まらなくて、応募したにも関わらず正式な依頼まで時間がかかってしまった。「じっくり考えて」と言葉をかけてくれたえみさんに甘えた結果だ。本当に感謝。
考えて考えて、結局下記をエピソードとしてお伝えした。
素になれなくてうまくいかなかった過去があったこと。大人になってお酒の力を借りつつそれを克服しつつあること。けれどいまだに深読みしすぎてうまくいかないことがあり(特に恋愛)、そんなときのお守りが欲しいこと。いちばん好きなお酒は赤ワインだということ。
そうして、いただいた短歌はこちら。
嗚呼、と思わず声が漏れた。情景がまざまざと浮かぶ。まず背景の色がワインレッドで、飲み干したグラスの中にあったワインが見えるようだ。その上に並んだ言葉がすとんと落ちて、とてもしっくりきた。
あれ?無理してる?今自分作ってる?となったとき、この歌はきっと私に、ありのままがいいと教えてくれる。
飲み干す思い切り、グラスを透かして見える景色と、そこに反射して光る私自身を、きっと私は見つけることができる。
すごい。すごいよ。31文字で、気を強く持てるなんて。
「飲み干した」「素顔」「光」言葉のチョイスが、いちいち私の心情や状況にぴったりだ。きれいで、やさしくて、あたたかいお守り。
えみさんはこの短歌を詠むために、私のnoteも読んでくださったとのこと。きっといろいろなところに私を見て、贈ってくださったお守りなんだと思う。
えみさん、素晴らしい企画と素敵な歌を、本当にありがとうございます!私だけのお守りに自信と勇気をもらって、前向きに進んでいきます。
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![司名森ちほ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59535852/profile_6375ff7c3eed1e9b9d83057e28469dd1.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)