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創立10th記念 オリジナルどんぶり作りました

はじめに

こんにちは。LINEヤフーコミュニケーションズ クリエイティブ部デザインチームです。

去る2023年10月、旧LINE FukuokaはLINEとヤフーの組織統合に伴い、LINEヤフーコミュニケーションズ株式会社として新しく生まれ変わりました。そして実はその翌月にあたる2023年11月は、旧LINE Fukuokaの10周年を迎えるタイミングでもありました。「社名は変わったけれども福岡拠点誕生10周年という大きな節目だからこそ、メンバー皆へ感謝の気持ちを伝えたい!アニバーサリーを楽しみたい!」と言う強い思いを元に、社内ノベルティプレゼント企画がスタートしました。そしてそのノベルティの内容ですが「福岡らしさ」「ありがとう」「新たなスタート」をキーワードに、プロジェクトメンバーで協議を重ねながら生まれたのが・・・HAKATA STYLE DON!そう、どんぶりです!麺文化の根強い、福岡らしさ溢れるアイテムだと思いませんか?(笑)

沢山のありがとうと、これからもよろしくねの気持ちが詰まったHAKATA STYLE DON。今回はそんなHAKATA STYLE DONの誕生のストーリーを紹介したいと思います!


アイテムの選定


今回の話は、企画チームより「10周年記念のノベルティを制作したいがお願いできないか?」という相談を受けたところから始まります。そしてプロジェクトの最初期段階に関係者全員で行ったものが以下の2つです。

ペルソナの設定

デザインやプロジェクトの対象ユーザー像(ペルソナ)を具体化。具体的なユーザーをイメージすることで、より的確なデザインやアイデアが実現しやすくなります。

カスタマージャーニーマップの作成

対象ユーザーの経験や感情の変化を見える化してくれるフレームワーク。参加者はユーザーの視点を通じて課題や機会を発見し、ユーザーの体験を向上させるためのアプローチを考えやすくなります。

今回ターゲットに据えるのはどんな人物像なのか、また、その人物にどんな体験をしてもらいどんな気持ちになってほしいのかということを関係者全員で深掘りすることで、プロジェクトに対する全員の目線を一致させることができました。そしてその過程で見えてきた、参加メンバー全員の共通認識が下記の3つ。

これら3つの共通認識を軸にどんなアイテムが望ましいのかを考えるため、ブレストを実施しました。そうして集まった多数のアイデアの中で候補として絞リ込まれたのが、

・あらゆる場所で活躍!スマートデザインなウォーターボトル
・IT企業ならでは!ワイヤレスモバイルチャージャー
・いろんなものを首から下げちゃお!おしゃれなネックストラップ
・福岡といえば麺でしょ!THEどんぶり


の4つです。本当は全部作れると良かったのですがそこはなんとも予算の都合で・・・。ということで厳選に厳選を重ね、最終的に決まった案がどんぶりです!

普段使いできるものであること、福岡らしさを表現できること、WOWなインパクトを体現してくれるものとして満場一致の採択!DON!

デザインプロセス


デザインを進めていくにあたってまずやったことはどんぶりの型選び。麺料理はもちろん、その他の色々なメニューにも使用してもらえるように、少しモダン且つスマートなフォルムのものに決めました。大は小を兼ねる精神でサイズはL!直径約190mm、深さ約100mmの大盛りサイズです。

方向性検討のためのデザインラフを複数作成。王道のラーメンどんぶりぽさのあるもの、LINE Friendsキャラ推しのもの、シンプルなもの、博多らしさの溢れるものなど色々なアイデアがたくさん出ました。

プロジェクトメンバーみんなで検討した結果、博多織に使われる「献上柄」のデザイン案に決定。福岡らしさとLINEらしさ、LINEヤフーのコーポレートカラーともリンクさせたデザインで進めることになりました。

今回は、どんぶり両面に対して各2枚ずつの扇型転写シートを貼り付ける仕様だったのですが、仕上がってきた実物サンプルは「どこが境目なの?」っていう位に綺麗に貼り合わされており職人様の熟練技に感動を覚えました!

以上のプロセスを経てようやく実物が着DON!

どんぶりの底にはLINE Friendsたちが!スープを飲み干した人だけ出逢えることができます。

実物の仕上がりにプロジェクトメンバー一同テンション激高まり。器のつるっとした手触りと重厚感、印刷部分の微かな凹凸にいちいち感動です。やっぱり形あるものっていいですね!
そしてこの実物のサンプルが完成したタイミングあたりで、HAKATA STYLE DONと正式に命名されました。覚えやすくて良い名前でしょ?(笑)

メッセージカード

本プロジェクト開始当初から、ノベルティ本体も大事だけど感謝の気持ちを言葉でもきちんと伝えたいという思いもあり、メッセージカードも合わせてデザインしました。 代表である鈴木さん自筆の暖かい前向きなメッセージをメインに置き、背景のグラデーションではLINE Fukuokaとしての10年の感謝と、これから生まれるLINEヤフーコミュニケーションズのチャレンジを表現。LINEヤフーのコーポレートカラーであるネイビーに変化していく演出になっています。

開封した瞬間に真っ先に伝えたいのは10年分のありがとう。

完成後の反応

そんなこんなで満を辞して完成した製品は、在宅勤務メンバーも多いため直接自宅へ配送。どんなリアクションをも貰えるのかドキドキしていたのですが、「今までもらったノベルティの中で一番嬉しい」や「もう一個欲しい」などの嬉しいコメントをたくさんいただくことができ感無量⁨⁩。
後日社内にて、どんぶりの実際の使用風景を写真に撮って共有したら抽選でもう一個丼が貰える「もうひとつDON !キャンペーン」なるものを実施したところ、各メンバーからとても素敵なお写真を沢山いただくことができましたので一部ご紹介させていただきます。

盛り付けも撮り方も流石のクオリティですね!お腹が鳴りそうです…。沢山の嬉しい感想やお写真のおかげで、メンバーみんなの生活にそっと寄り添えるようなアイテムの制作に関わることができたことを心から嬉しく感じました。これからも麺、中華、丼もの、ビッグパフェなどなどいろんな料理にDON DON使い倒して貰えたら本望です。

最後に


以上がHAKATA STYLE DONの誕生秘話となりますがいかがでしたでしょうか?。
今回のノベルティプレゼント企画に関しては、組織統合と周年がほぼ同時期に重なるという、なかなかに珍しいケースな進行ではありましたが、「福岡らしさ」「ありがとう」「新たなスタート」を全社員にしっかりと伝えることのできるノベルティアイテムを目指して制作しました。制作過程においても、部署間での垣根を越えての相談や議論、試行錯誤を行いながらワンチームでプロジェクトを進行できたことは大きな刺激であったとともに、貴重な体験となったように感じます。LINEヤフーコミュニケーションズ デザインチームでは、これからも沢山のチャレンジを楽しみながら、世界の皆様へ「WOW」と「!」をDON DONお届けできるよう邁進したいと思います!最後までお読みただきありがとうございました!