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仕事は楽しい。楽しい仕事。すてき本屋さんからインスタライブ

先日、『きみトリ』プロジェクトの一環で、台東区田原町にあるすてきな書店「リーディン・ライティン・ブックストア」さんを訪問し、インスタライブを行いました。
こちらに、映像アーカイブと公式書き起こし記事がありますのでぜひご覧ください。

この記事は、公式と合わせて読む副読本。高橋ライチの個人的主観による、極私的レポートです。

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突撃前の仲間たち。初のインスタライブ、いざ。

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営業時間中ということで、貼り紙。
ライブ中、お客様いらっしゃいました。お邪魔いたしました。ご協力ありがとうございました。

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ウインドウには営業時間のご案内が、すてきな文字で。店主・落合さんのお子さんによるものだそうです。
お店のなりたちや、落合さんについてはぜひこの記事をご覧ください。

↑生き方、働き方は選べる、という希望に満ちたお話です。
この記事をよく読むと、落合さんは「本好き」というよりは「本に囲まれたところが好きだった」とあります。
当日のインスタライブではそこをよくわかっていなくて私、「本が好きだから本屋さんになったのではないんですね!?」と何度か言っています。

私たちの著書『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』のご感想を伺うシーンで、落合さんは「仕事のトリセツ」を取り上げてくださいました。

これを読んでいるあなたも、子どものころ「大きくなったら何になりたい?」と度々大人に訊かれたのではないでしょうか。その際、子どもはわかりやすい、知っている「職業」を挙げたりします。しかし実際には「就職先」によってはさまざまな職種を体験することがあります。自分が就職先の会社そのものになるわけでもないし、転職や起業や複業していくこともあります。身近にいないと知らないだけで。

何かしら働きながら自分らしく生きていく、と私は『きみトリ』の「仕事のトリセツ」で書きました。まさに落合さんも新聞記者、編集者、書店経営と変遷されています。その都度おそらく自分らしさを増しながら。
「子どものころから本好きで、念願かなって本屋さんになれた人」ではない、というところを私が最初うまく吞み込めずに、けっこう食い下がったやりとりが動画に収められています。

最終的に腑に落ちたとき
「そうか!このお店は、落合さんの『メディア』なんですね!」
と叫んでいました。
選書にものすごくエネルギーを使っていらっしゃる様子がさきほどのじんぶん堂さんの記事にも触れられています。本好きだから読者として本に浸っているのでなく、それを厳選して並べて構成したこのお店が、メディアなんだ!
自分が読者として本に浸るのでなく、求めている人、必要とする人へ、発信者の想いを届ける。さらにこうありたい社会をつくるための選書と棚構成。
その発見に私は感動しました。
「本屋はメディアである」という概念自体は、すでにほかの人も言ってることだそうですが、いやいや、私はこの瞬間に発見した・悟ったのです。感動です。が~んときて、じ~ん。
メディアを作る人、にも、本を売る人、にも、どちらにもなれるんだ。同じ書店に立つとしても。

仕事は、職業ではない。その時々の自分に合わせてカスタマイズしよう、と伝えたい。今の所属内で変えられることもたくさんあるかもしれない。その声をあげれば、ますます今の場所も居心地よく変わっていくかもしれない。さらに、今の場所だけにこだわらないことで見えてくるものも・・・・
などと、さらに私の中の仕事のトリセツが更新されていきました。

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「一人称で自分の言葉で語る」ことについて熱弁する私。マスク&マイクの具合であまりお伝えできた気がしない。。。(言い訳)

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清澄白川のBooks&cafeドレッドノートさんでのイベントに引き続き、食レポに挑戦するも、これが来店や売り上げに貢献できるのかは甚だ疑問な、「洋なしタルトをかじる私」。
ご近所の洋菓子店レモンパイさん、美味しいです。ご紹介の仕方がなんかちょっと、ワイルドが過ぎてごめんなさい。

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店主・落合さんに淹れていただいたコーヒー。マグカップにたっぷり。(写真はだいぶ飲んだあと)カップもコーヒーも、よきものを選んで出してくださっていることに癒されます。書店にたちこめるコーヒーの香り。人生の豊かさを具現化したワンシーンです。ライブでは「天国感」と言っています。

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購入した本を読書できるベンチ。ちょっと屋根裏の秘密基地ふう。

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ロフトの奥は畳の間。
縦型の画面に4人で入ろうとしたらこうなったの図。

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この日購入した2冊。いつ読めるかなあ。

公式記事にもありますが、ここ Readin’Writin‘ BOOKSTOREさんで、「その日出会った本を1時間読んで、感想を1時間話して帰る読書会」をやりたい。
生活空間ではない場所で、その日の気分で手に取った本を、ほかのことを一切せずに読む。こんな贅沢な時間を、実は決めさえすれば、作れるのですよね。
時間配分、1時間ずつじゃなくて、75分読んで45分感想かな・・・
などと細かく考え始める。感染症の流行がもう少し収まったころに・・・・・

仕事のトリセツについて、私もいまだ更新中ですが、少なくとも「楽しいと思えることをどんどん取り込んでいく」のは鉄則ですね。インスタライブ、楽しかった。あと、「選んでその仕事をしている人」の仕事に触れるのは本当に刺激になります。落合さん、ありがとうございます。
私もそんな大人のひとりでありたい。




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