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余波

水平線と、君の胸がゆっくり重なっては離れる

まだ風が吹くと肌寒く、カーディガンの裾を掴む

思考を整える君にかける言葉はない

君は輪郭をもたない空気を纏う

触れてしまうとほろほろと崩れてしまいそう

僕は外から見つめることしかできない

海に溶けてしまえば

君のこともっとわかるのだろうか

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