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怖い体験4
2023年の1月、1人で京都の神社巡り旅を行った。
下鴨神社や上賀茂神社、松尾大社に御髪神社、御金神社、祇園神社、平安神宮、晴明神社、木嶋坐天照御魂神社、野宮神社、車折神社、などなど、他にもたくさん巡り歩いて御朱印をいただいた。
4泊5日のこの旅行では、お寺の住職の卵、友人Tの家に泊まらせてもらった。ありがとう。
そして旅行最終日、夕方頃にTに別れを告げた。
ただ、帰宅するための夜行バスまでには、まだ大分時間があった。
ので、せっかく京都に来たということで、締め括りに清水寺に行くことにした。
清水寺は夕方でも人が沢山いて、夕日が綺麗だった。これがその時の写真。
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そして、いよいよ夜行バスの時間の1時間前くらいになったので、夜行バスの集合場所へ向かおうと清水寺を後にして、歩き出した。
修学旅行生達に紛れて歩いていると、自分が中学生だった頃の修学旅行を思い出して懐かしくなった。
清水寺の坂を降り、信号待ちをしていると、後ろに骨董品を売っている店があった。わざわざ中に入るまではないが、信号待ちをしている最中暇なので、その中を眺めることにした。
しかしこの時、不思議な感覚に陥った。
骨董屋のガラスのショーケースの目の前にある、150cmほどの日本人形から目が離せなくなったのだ。
単純に目がいくとかそういうのではなくて、目が本当に離せない。ずっと見つめてしまう。可愛いなとも思った。そんなこと、今まで日本人形を見て思ったこともないのに。
思わず店に入ろうかと足を1歩進めた時、信号が変わる音がした。
ハッと我に返り、横断歩道を渡った。
渡り終えて、もう一度振り返ったが、特に何も日本人形に対してもう思いはしなかった。
この時の自分は、日本人形に魅入られてたのかなあ?
おわり