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大丈夫?


頭を使う記事ばかりでも疲れるのでたまには軽めの小話を。

外来語、というとカタカナ語ばかりを思い浮かべがちだが、漢字の外来語もたくさん存在する。
音読みの熟語は大抵中国語にも同じ単語が存在していて、意味もそのまま通じたりする。
この記事に既に出てきたものの中だけでも、
外来、漢字、存在
がそうだ。
どんなに島国で鎖国の歴史があって内向的でも、意外と輸入してきた文化ってたくさんあるもので。

まあそれはさておき。

ここ数年の政治的な動向で香港から海外へ引っ越す人が増えた。
中でも私が少し前に住んでいたUKは特にそういう人が多く、私もその一人と知り合った。
日本語を話せるわけではないが、香港のメディアでは日本のドラマを放映していた時期もあるらしく、そこでよく見聞きするフレーズなどはちょっと知っていたりするらしい。ある日、

ねえ、なんでだいじょうぶって大丈夫なの?

と唐突に聞かれ、へ?と思ったのだが、

中国語の意味わかるでしょ?大丈夫

と言われて初めて気がついた。
考えたこともなかったのが不思議なくらい、この漢字と意味とのミスマッチ(?)はかなりおもしろい。

中国語で大丈夫というと、

大(big) 丈(strong, tough) 夫(guy)

つまり、立派な強い男性、あるいは

大(big) 丈夫(husband)

いずれにせよ、なんだか強そうな男性という意味になるのだ😂😂😂

ひと笑いさせてもらったあと、インターネットで調べてみると、なんとウィキペディアのページまで存在しているではないか。

更にWiktionaryの大丈夫のページまでとんでいくと、ハングルでは中国語の意味のまま使われているらしいことがわかった。

これから大丈夫?と聞かれるたびマッチョな男性を思い浮かべてクスッとする人が増えるといいな。
東アジア圏の国際交流の際の小話にでもどうぞ。


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