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Digital PerformerのPre-Gen機能とプラグイン毎の相性について
DPのプリジェン(予めレンダリングをしておいてCPU負荷を軽くしてくれる機能)は、改善を重ねた結果、少なくとも最近のバージョンにおいては優秀といえるレベルの機能になっているらしいです(優秀じゃない頃を知らないので比較できませんが)。
実際、プリジェンが効く音源だけで作業している時は、かなりCPU負荷も軽いです。
ただ、どういうわけか、そのプリジェンが効かず常時リアルタイムモードでしか動かせないプラグインだったり、またプリジェンとリアルタイムが切り替わるたびに数秒のフリーズが発生する音源なんかもあります。
そんなプリジェン周りの挙動で気になってしまうプラグインを列挙していきます。順次更新していきます。
プリジェンが効くもののいちいちロード時間が発生するプラグイン
Bohemian Violinのクソダs……趣のあるGUI
・Virharmonic Bohemian Violin/Cello
特に最新バージョンであるEXP1を立ち上げようものなら、プリジェンとリアルタイムのモード切り替えだけで約10秒ほどロード時間が発生したりします。これはしんどい。おそらく原因は、Bohemianのソロ弦が膨大なサンプル量を扱うので、その再ロード等に時間がかかってしまうのと、UVIエンジンがプリジェン機能と相性が悪いのではないかと。
対策として、ウィンドウをフローティングにしてDAW画面の背面に出しておけば常時リアルタイムモードで動いてくれるので、使用する際は現状それで動かしています。
プリジェンが効かない(常時リアルタイムモードで動く)プラグイン
・VIENNAの音源(多分ぜんぶ)
何故。DPは基本的にプリジェンのおかげで、ひとつのプラグインに複数の音色を読み込ませてパラアウトするよりも、個別に読み込んだ方がおそらくCPU負荷が軽いのですが、VIENNAのプラグインはEnsemble(おそらくProも)はもちろん、InstrumentsやSynchron Playerも総じて常時リアルタイムモードで動きます。原因も解決策も不明です。
DPはVSTへの対応がバージョン8になってからということもあって、まだまだ発展途上の段階なのだと思います。そう思いたい。しかし本当に、特に愛用しているプラグインばかりがプリジェンと相性が悪くて、ちょっと悲しい……。