Little Witch Nobeta プレイ振り返り&感想(ネタバレあり)
実績&調査アイテムコンプしました。
最高のゲーム!
きみどりルクスです。
「そういえばnoteのアカウント作ってたな」という事を思い出し、ゲームの感想とか書くのにちょうどいいかもと思いました。
さて、リトルウィッチノベタ。9月29日に満を持して製品版がリリースされました。
どりルはアーリーアクセス版からのプレイヤーで、やり込んだりはしなかったものの、プレイヤーキャラクターであるノベタちゃんのかわいらしさと、ゲーム自体のやりごたえにすっかり惹かれてしまって、完成をずっと心待ちにしておりました。
どういうゲームかはいくらでも他の記事があるので割愛。ソウルライクらしいです。どりルはこれが初ソウルライクなので、どういう点がソウルにライクしてるのかよく知りません。
プレイ振り返り
ステージ1~3
ここまではアーリーアクセス時点で実装されていたので、ざっくりと。
さすがに一度クリアしているのもあって、ノベタ失敗しましたすることはありつつもスムーズにプレイできました。
体感、アーリーアクセス版より魔力吸収陣(通称パリィ)のタイミングがシビアになった……?
ステージ2ボスのターニア、ステージ3ボスのモニカともにCVがイメージぴったりで良かったです。
モニカ初邂逅時に「くまちゃ~ん、ふふ~ん♪」という感じのかわいらしいボイスが聴こえてくるのですが、ループ周期が短すぎて若干ギャグの領域に入ってました。
モニカ戦は第2形態で負けて、再戦しにいったら……あれ、第2形態から?
アーリーアクセス版では第1形態からやり直し(難易度アドバンスのみ?)だったはずなので、このあたり少々難易度下げたのかな、と感じました。
おかげで難なくクリア。
ステージ2と3にあるアーケイン、ステージ3クリア後に行けるようになるエクストラステージでのサンダー(アーリーアクセス版ではライトニングという名前でした)など、色々なものを取りそこねたままステージ4へ。
前者は存在を忘れていて、後者は後で取りに行こうと思って先にステージ4に進んだら戻れなくなりました。
ステージ4
ここからは未知の領域。真の死に覚えゲーが始まります。
最初にノベタちゃんのお気に入りの帽子が風で飛ばされてしまい、それを取りに行く必要があるんですが、正直ここがこのゲーム一番の難所でした。
何故か。
暗い、狭い、敵が強い、落下死がある。
いやらしすぎるだろ!!
敵が強い、落下死があるだけならまあステージ3の初見もそんな感じだった気がしなくもないですが、それに視界の悪さと狭さが重なって、正直凄まじいストレスを感じました。こんなステージが許されていいのか? ソウルライクってのはこれが普通なのか?
というか所持魔法が弱すぎる。この時点でレベル2になっていたのはアイスだけです。
失敗を繰り返し、今できる最適解を見つけつつ、なんとかノベタちゃんの帽子を取り戻します。やっぱりうまく行くと楽しくてやめられねえ。良いゲームだ。
帽子を取り戻したあとは本来の目的地である玉座へ向かいますが、その道中は狭さも足場の悪さも鳴りを潜め、比較的動きやすくなります。
しかしこのゲーム中トップクラスの厄介が現れます。
青色の魔法使いの姿をした生魂。ステージ3に出てきたやつ(あれも厄介でしたが)の色違いです。
何をしてくるのかと言うと、サンダーを撃ってきます。
超長距離から、即着弾。
リッター4Kか?
初めて出てきたときは、姿の視認もできてないうちから狙撃され続け、あっという間に失敗に追い込まれました。
ようやく何をされているのかがわかり、着弾タイミングも掴めたので、避けて、接近して、こちらの射程内まで近づいて、アイスで倒しました。
と思ったら、サンダー野郎が遠くからわらわら出てきて、こちらを睨んで来ました。
他の敵も一緒に出てきました。
ノベタ失敗しました。
(実はここに来るまでの道中でもサンダーを習得できる宝箱があったのですが、見事に気付かず取り逃がし、結局アイスとファイアだけでなんとかしました。縛りプレイか?)
なんとか先へ進むとイベント。橋の崩落に巻き込まれて黒猫ちゃんピンチ。黒猫ちゃんは自分のことは良いから先に行けと促しますが、ノベタちゃんは心優しいので絶対助けるムーブをします。
無事黒猫ちゃんを救出。
しかし崩落は橋だけにとどまらず、建物自体も崩れ出します。
老朽化が進みすぎていたみたいです。
崩れてきた岩のようなものがノベタちゃんの頭を直撃し、ノベタちゃんが崩れた橋から落ちてしまいます。
今度はノベタちゃんがピンチ。
ば、化けた。
黒猫ちゃんが猫耳美少女らしき姿になって、すんでのところでノベタちゃんの腕を掴んで助けてくれました。
いいですね。ここに来て助け合いが発生するの……。
黒猫ちゃんもなんだかんだでノベタちゃんを気にかけてくれてるのが伺えます。
その後は城内に突入。相変わらずチャージャー……もといサンダーを撃ってくる敵がうようよいて厳しいですが、さすがに城内なので地形が安定していて、敵の対処にも慣れてきたので、ここまでの道中よりは楽でした。ややこしいギミックもありません。
ボス戦前らしき場所でステージ1に戻れる道を見つけたので一旦戻ってサンダーを回収。ここでようやくサンダーを習得しました。
そしていざボス戦に行こうとすると、「この先へ進むと後戻りできません」というニュアンスのシステムメッセージが。
この時僕は「あれっ、このゲームもう終わり……?」などと考えてしまいました。
ステージ4ボス、ヴァネッサ。
単純に強いという感じでした。
パリィを狙いやすい攻撃も少ないので、結局失敗を繰り返しつつ攻撃パターンを覚えながら、サンダーでゴリ押ししました。
倒すとイベント。
油断していたノベタちゃんに瀕死のヴァネッサが襲いかかり、
うおお? うおおおお。
ノベタちゃんは気を失い、ヴァネッサは消滅、黒猫ちゃんも事切れたように倒れてしまいました。不穏な展開です。
その後、黒猫ちゃんの意識?がノベタ"様"と呼び、語りかけます。
あれ……?
これってさっきまで僕が動かしてたノベタちゃんのことだよな……。
じゃあ今黒猫ちゃんが語りかけてる『ノベタ様』って、誰……?
黒猫ちゃんが別れの言葉を残し、場面が切り替わります。
お前……消えるのか……?
ステージ5
うおおおおおおおおおおおお!!!
草木、花、広がる空。光の柱。
今までの暗くて狭いがちなステージとはうって変わって、開放感のある美しい光景が広がっています。
素晴らしいコントラスト。
ノベタちゃんのマントや帽子がありません。なんだか雰囲気もやや違います。
目の前の女の子が知らない人になってしまったような違和感。
操作が可能になり、動かしてみました。
モーションが違う。声の感じも違う。
よく見ると表情もキリッとしている。
全体的に凛々しくなってる……。
これで確信しました。
今操作してるノベタちゃんが、本物のノベタであることを。
今まで操作していたノベタちゃんは、ノベタちゃんの姿をした何かであったことを。
そういえば黒猫ちゃんがステージ1クリア時にノベタ様と名前を出しつつも、自分が操作してる子に対しては絶対に名前を呼ばなかったりと、伏線はこれでもかというくらい出てはいたんですが、どりルは全然気づきませんでした。自分がノベタとして操作してるキャラクターが、実はノベタではなかったなんて……。
じゃあ、今まで操作していたのは誰だったんだ……?
ちなみにスタミナを切らしたらいつも通り転びました。かわいい。
おれノベタ様のこと好きかもしれん……。
この綺麗なステージの名前は『精神世界』でした。
好きだよそういうの。
これでもかというくらいオタク心を突き刺してきます。
今までに登場した様々な敵やその色違いに加えて、ゴーストアーマーと同じ系統らしきザコ敵がうろうろしていました。
このゴーストアーチャーが作中で多分一番最悪のザコ敵です。
超正確な狙撃、近づくとスクイックリンみたいな空中撃ちをかましてきて、さらには逃げて視認できないところまで行ってもマルチミサイルみたいな攻撃をしてきます。
しかも割とタフ。
近づきすぎても離れすぎても危ないので、アーケインで中距離を保ちながらひるませ続けるのが一番安定しました。運がよければ足場から落ちて、倒した扱いになります。
このステージ、視界こそ良好なんですが足場がステージ4の前半以上に悪く、そこを狙ったように敵が攻撃してくるので嫌らしさが極まっています。
不安定な足場に下りる→敵が急に出てくる→回避で足場を踏み外す→ノベタ失敗しましたを何度も繰り返しました。
またそういうことをする。
ただ、ステージ4の時とは違い既にサンダーを習得しているので、クロックアップでゴリ押しできるところはゴリ押しでき、その分楽に感じました。
やっぱりサンダーが強すぎる。
この先にボス戦前の女神像があるのですが、なんとなく先にアイテム等ないか探索したら足を踏み外して落ちました。
当然前の女神像からリスタートです。そんなことあるんだ。
ステージ5ボスはノベタ様の精神に入り込んできたヴァネッサでした。
なるほど、消滅したわけではなかったのか。
こいつがまた強い。
特にHP半分削ったあと、今までのボスと同じように攻撃が激しくなるのですが、こいつはなんとこちらがサンダーをチャージしてクロックアップすると、向こうも同様にクロックアップしてきます。
しばらくそれに気付かずにサンダーでゴリ押ししようとしてました。
結局前半はサンダーで戦い、後半はいまいち有効打が見つからなかったのでノンチャージアーケインでちまちま攻撃して持久戦をしてクリアしました。
倒すとイベント。
ノベタ様もやっぱり優しいので、身体を乗っ取りに来たヴァネッサに対しても力を貸してほしいと言い、ヴァネッサのことを受け入れます。
ヴァネッサは言葉はありませんでしたが、なんとサンダーのレベルを上げてくれました。やるやん。
ヴァネッサもノベタ様の一部になることを受け入れたのでしょうか。
ステージ6
うおおおお。
オタクの刺し方わかりすぎてませんか?
いよいよ最終盤という雰囲気をこれでもかというくらい感じさせる異空間。
ステージの名前は『虚無空間』でした。
このステージは、この異空間を進むというよりは、テレポートでやけに見覚えのあるダンジョンに飛ばされて、それを突破する……の繰り返しでした。
こういうのもな……最終盤に今まで行った場所を思い出させてくるような演出もずるいよな……。
そして、プレイヤー自身は通してプレイしているので『来たことある場所』なわけですが、ノベタ様自身は初めて来る場所でもあるんですよね。
ステージ4まで操作していたノベタちゃんの心に触れるような……。
この虚無空間というステージは、ステージ4までのノベタちゃんが作り出した、ノベタちゃんの精神世界なのかもなあ、などと思いました。
一通りギミックをクリアしてテレポートした先は……。
この風景を見るためにこのゲームやってたのかもしれん……。
同じステージ6ですが、場所の名前は『精神世界』に戻ってました。
ステージ5の明け方や夕暮れのような色の空とはうって変わって、澄み渡る青空です。
ノベタ様の精神綺麗すぎませんか?
そして「最後のセーブポイントですよ」と言わんばかりの女神像。目的地まで一本しかない道。
こういうの好き……。
しかしこの展開は……と、一抹の不安を覚えながらも、噛みしめるように先に進みます。
辿り着いた玉座には青い女の子が眠っていました。
この時点で全部察するしかありませんでした。
この子が、最初に操作していたノベタちゃん。改めノノタ。
このゲーム、大部分はノノタちゃんを操作していたわけです。特にアーリーアクセス時点ではノノタちゃんしか操作できなかったわけです。
もうそんなん『リトルウィッチノノタ』やん……。
あっ……。
やっぱり、そういう……。
やめてくれ……。
やめてくれーーーッッ!!
というわけでステージ6ボス、生魂ノノタ。
不安が的中してしまいました。
だってこの展開、戦うしかないやん……。
でもちょっと前まで僕はこの子を操作していたはずでは?
なぜ戦わなくてはならんのだ?
心が乱れたまま戦ってたら普通に攻撃が痛くて負けました。
あとノノタちゃんのモーションがかわいい。
おれやっぱノノタちゃんのこと好きかもしれん……。
何度かリトライしましたが、実際のところの難易度としては、チャージサンダーのクロックアップに対するカウンターがないぶんステージ5のヴァネッサより楽でした。
またこのボス戦は常時魔力回復状態になっているらしく、特に何もせずともチャージ魔法撃ち放題だったのも難易度を下げています。
攻撃自体は痛かったり避けづらかったのもあるので、サンダーを封印すると結構厳しいのかも。
HPが半分を切るとイベントが挟まり後半戦。ここからノノタちゃんが想いを受け継いだ生魂の力を借りて攻撃を繰り出してきます。もうエモいことするのやめて。
とはいえプレイヤー的には大体見たことある攻撃なので、これを回避したりパリィしたりするのはそこまで難しくありませんでした。
無事倒すとイベント。
救いがあってよかったです。
ノベタ様が玉座に座り、場面が切り替わります。
自分の身体に入ったノノタちゃんを、玉座まで導いてくれた黒猫ちゃんに「今までありがとう」と言うノベタ様。
せつない……。
黒猫ちゃんはノノタちゃんに振り回されてたけど、結局ノベタ様と黒猫ちゃんが一緒に旅することはできないんだな……。
ステージ4クリア直後におそらくお互いに届いたであろう言葉のやり取りだけが救いです。
黒猫ちゃんが歩いとる……。
ターニアのリボン着けとる……。
この黒猫ちゃんに入ってる魂がノノタだと後で知ってどりルは狂いました。
無事エンディング。スタッフロールへ。
ありがとう、リトルウィッチノベタ。
ありがとう、Pupuya Games……。
というわけでリトルウィッチノベタ、無事クリアです。
色々交えての感想
いやもう本当に良かったです。
このゲーム、自分にとっての『こういうの好き』が詰まってるんですよね。
ソウルライクのゲームはどれもビジュアルが硬派なのであまり趣味ではなく、触れる機会がなかったんですが、リトルウィッチノベタはそんな自分にうまくフィットしてくれました。
なにより良かったのは、自分が割とこういう死に覚えゲーのアクションゲーム割と好きかもしれないと気付けたことですね。
機会があったらダークソウルとかもやってみようかな。
やっぱりステージ5以降の展開が好きすぎるんですよね。
幻想的で開放的な雰囲気だったり、実質操作キャラが変わったり。
ラスボスであるノノタ戦も苦しみこそありましたが、やっぱり自分自身との戦いみたいなの好き……。
製品版の価格に関して
結構賛否が分かれているので。
個人的には妥当な価格設定だと思っています。
というかアーリーアクセスの価格が太っ腹すぎた&その時点での完成度が高すぎたのではないかなあ。
製品版が出てからニューゲームで始めたのですが、それからがっつり遊んで実績コンプリート&2周目クリアまで30時間弱かかったので、プレイ時間的にもこんなもんなのかなと。
アーリーアクセスで予習してなかったらもっとクリアまで時間かかってただろうなあ……。
不満点
正直な話をすると、ヴァネッサの声だけはなんとかならなかったかな……。申し訳ないけどあまりに棒読みすぎる……。
こいつだけノノタ時とノベタ時で2回戦うことになるのが不満に拍車をかけています。
という感じで、不満もなくはなく、また実際プレイ中にも「これ、賛否両論になりそうな作品だな……」と感じたりもしました。
やっぱりアーリーアクセス版と製品版の価格差が大きいことは事実ですし、
ステージ6は既存ステージの焼き直しと取れなくもないですし……(改めて考えると良いな……となりましたが)。
ですが、どりルにとってはそういった不満以上に圧倒的な『良さ』で殴りつけられ、大変大満足してしまいました。
滅多にやらない実績コンプをやってしまうほどに……。
Pupuya Gamesさん、
Little Witch Nobeta 2の発売はいつですか?