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アルゼンチンワインのコスパが良すぎる件

こんにちは。ソムリエ野尻です。
今日は今注目すべきアルゼンチンワインについて書いていきます。

今、日本には様々な国から輸入されてきています。有名な所ではフランス、イタリア、チリなどが挙げられるかと思います。
そんな中、筆者がアルゼンチンワインをお勧めするのは、コスパが良すぎるからという、その一点の他にはありません。

アルゼンチンはどんな産地?

読んでいる皆さんのアルゼンチンへのイメージとはどんな物がありますか?
マラドーナ?メッシ?おそらくこの2大スターやアルゼンチン国旗の水色が浮かぶ方がほとんどではないかと。
日本に輸入されているアルゼンチンワインは第8位、ワイン生産量では第7位と非常にたくさん造られてはいますが、上記したイタリアやフランスには遠く及びません。
しかし品質は非常に高いといえます。
赤ワインはマルベック、白ワインはトロンテスというブドウ品種がアルゼンチンでは特に有名です。

アルゼンチンワインはアンデス山脈なしには語れない

南アメリカ最高峰のアコンカグア山

チリとアルゼンチンの国境にそびえるアンデス山脈はアルゼンチンワインを語るのには欠かせません。
①アルゼンチンワインの産地の多くはアンデス山脈の中腹に畑があります。そのため、太陽が近く、日光も強いため、果皮が厚くポリフェノールの豊かなブドウとなり、骨格のある複雑な味わいのワインとなります。
②標高が高いため、一日の寒暖の差が大きく、凝縮感の高いブドウができます。
③太平洋の湿った風からアンデス山脈が守ってくれるので、乾燥した気候となり、病気が発生しにくい環境になっています。
④雨はかなり少ないが、アンデスの雪解け水という大変豊富で恵まれた水源があるので畑の灌漑も整備されている
とアンデス山脈のおかげでワイン産地として理想的な環境といえます。

アルゼンチンのお勧めワイナリー

アルゼンチン最大級の自社畑を有する世界で愛されるワイナリー、トラピチェ。
トラピチェは「ワインエンスージアスト誌」というワイン専門誌で「2019年ニューワールド部門 ワイナリーオブザイヤー」にも輝いた世界でも非常に高い評価を受けるワイナリーです。

お勧めの銘柄はコチラ

まず飲んでみていただきたいのはこちらです。

トラピチェ アスティカ カベルネソーヴィニヨン 税抜1,180円 (税込1,298円)
このアスティカと言うシリーズは古いインカの言葉で「花」を意味します。冷涼なアンデス山脈に咲く花のようにフローラルで若々しくフレッシュなワインで気軽に楽しめるカジュアルなシリーズです。
カベルネソーヴィニヨンの上品なタンニンと果実味を楽しめます。

ひとつランク上のシリーズだとこちらが

トラピチェ ヴィンヤーズ マルベック 税抜1,380円 (税込1,518円)
ヴィンヤーズシリーズは手摘みで丁寧に収穫し、自社畑と品種の個性を最大限に表現したシリーズです。
アルゼンチン人は世界で一番牛肉を食べる人々です。牛肉の炭火焼にはこのマルベックの赤ワインがぴったり。プラムや熟したカシスに、ほのかなバニラやトリュフの香りが感じられます。ビターチョコレートのような細かい渋みも感じられる凝縮感のあるワインです。

アルゼンチン名物 牛肉の炭火焼「アサード」

もうひとつ上のシリーズはこちらです。

トラピチェ オークカスク カベルネソーヴィニヨン 税抜1,980円(税込2,178円)
*こちらは2本よりどり3,000円対象商品です。
「オーク・カスク」は、標高が高く、日照量に恵まれたアンデス山麓の畑から収穫され、樽熟成と果実味のバランスを追求したシリーズです。
プラムやベリー、リコリスのアロマが口いっぱいに広がります。樽熟成由来のダークチョコレートやトーストのニュアンスも感じられます。

このようなシリーズで全て2000円以下ですが、3シリーズとバラエティ豊か。赤ワインは各シリーズにカベルネソーヴィニヨンとマルベック、白はシャルドネ、ヴィンヤーズシリーズにはソービニヨンブランもあります。
ぜひ一度お試しください。