バーボンウイスキーの特徴
世界5大ウイスキーというのをご存じでしょうか。スコッチ、アイラ、カナディアン、ジャパニーズ、そしてアメリカン。それぞれ特徴があるウイスキーですが、その中でもアメリカンウイスキーの1つ、バーボーンウイスキーについてその特徴や、歴史などをまとめてみました。
バーボンウイスキーの歴史
バーボンウイスキーは1789年、独立宣言の年にグレイグ牧師により作られたのが始まりとされています。バーボンは土地の名前で、第3代アメリカ合衆国大統領トーマス・ジェファーソンがケンタッキー州の郡の一つをバーボン郡と名付け、そこで作られたウイスキーをバーボンウイスキーと呼ぶようになりました。現在では法律が整備され再定義されているため、この限りではありませんが、ケンタッキー州を中心に作られているウイスキーです。
バーボンウイスキーの定義
バーボンウイスキーはアメリカンウイスキーの1種の為、アメリカンウイスキーの定義も満たす必要があります。そのうえでバーボンウイスキーの定義も満たす必要性もあります。
アメリカンウイスキーの定義
①穀物類を原料とする
②アルコール度数95%以下で蒸留する
③オーク樽で熟成させる(コーンウイスキーは除く)
④アルコール度数40%以上で瓶詰めする
バーボンウイスキーの定義
①原料にトウモロコシを51%以上使用(原料比の半分以上)
②アルコール度数80%以下で蒸留する
③内側を焦がしたオーク樽の新樽で熟成させる
④樽詰めの際のアルコール度数は62.5%以下にする
⑤ストレートバーボンと名乗るには2年以上熟成させる
⑥瓶詰めの際、水以外を加えずに度数40%以上で瓶詰め(ストレートバーボンのみ対象)
これらの条件を満たして初めてバーボンウイスキーと名乗ることが出来ます(名乗る義務はありません)
バーボンウイスキーの特徴
バーボンウイスキーの特徴は原料にトウモロコシを51%以上使用すること、そして内側を焦がしたオーク樽の新樽で熟成させること。この2つはバーボンの大きな特徴で、これによりコーンの香ばしい甘さと、焦がしたオーク樽由来のスパイシーさが楽しめます。
またスコッチなどは3年以上熟成させないといけないのに対して、バーボンは熟成期間の縛りはありません。ストレートバーボンは2年以上熟成、4年未満の熟成はラベルに記載義務はありますが、1年未満の熟成でも出荷は可能です。
バーボンを飲むならストレートorロック
バーボンに限らずウイスキーを飲むならまずはストレートをおすすめします。味わいや香りがダイレクトに伝わるので、そのウイスキー本来の味や香りが楽しめます。
ストレートでちびちび飲んで、水で薄まっていくにつれて味わいの変化を楽しむのもいいですし、初心者の方はハイボールから始めてみてもいいと思います。
まとめ
バーボンに限った話ではありませんが、厳しい定義を定めることにより品質を保っています。だからこそバーボン特有の力強い味わいが生まれているのです。やはりバーボンの特徴はその特有の味と香りにあります。同じバーボンでも銘柄によって味わいもかわりますので、お気に入りの1本を見つけてみてください。