アメリカ在住の私が日本酒について書こうと思ったワケは?
アメリカで楽しむ日本酒のことをnoteに書いていこう!と思ったのは、つい最近。
日本にいた頃には、ビールやワイン、焼酎に泡盛と、結構色々飲んだにも関わらず、日本酒はしっかり飲んだことはなかった私が、なぜ日本酒について書きたいのか?
それは、アメリカでの20年以上の生活の中で、最近日本酒を楽しむ機会が増えたから。
数年前から、こちらで飲める日本酒の種類は確実に増えていて、”Ginjo(吟醸)"や"Namazake(生酒)””Kimoto zukuri(生酛造り)"などの言葉が英語の一部になってきているほど。
その一方で、多くの人にとって日本酒を選ぶことは難しいままで、飲む機会が限られていることにも気がついた。
私の友人たちの中にも「日本酒はどう選べばいいのかよくわからないから、あまり飲まない」という人もいるし、私も以前はそんな感じだったのだ。
私自身のそんな状況が変わったのは、日本酒輸入業者で営業をしている人たちと知り合ったから。
お酒の営業が彼らの仕事だから、家には常に日本酒の瓶ががひしめきあっている冷蔵庫が一つある。(キッチンの冷蔵庫とは別にガレージに冷蔵庫があり、それがお酒専用になっている)
冷蔵庫の中のお酒は、営業先で試飲のために開栓したもの。飲み切らないで持って帰ってきたものだから、私も気軽に飲ませてもらえるのだ。
スーパーなどでは扱っていないレアなお酒や、値段が張るため自分では飲む機会が少ないようなお酒を試せるのが楽しみの一つだし、お酒の知識が自然と増えていくのも嬉しい。
美味しい日本酒を飲む機会が増えると、もっと違う風味を試してみたいと思ったり、蔵元さんに興味が出てきたり、お酒を醸すお米のことも知りたくなったり、日本酒って知れば知るほど、沼にハマってしまうのが不思議。
そして最近、そんなふうにインプットしたたくさんの日本酒のあれこれが、頭の中の引き出しからあふれ出ている感じがするようになってきた。
引き出しの中身は仕分けされないまま、新しいものがどんどん放り込まれているので、欲しい時に欲しい情報がすぐに取り出せない。何より、引き出しの中がぐちゃぐちゃで、気持ちいい感じではない。
整理整頓しなければ!
で、インプットしたものを整理するには、アウトプットしかないなあと思い当たった。
アウトプットするということは、必要な情報を集め、取捨選択してから整理して、筋道を立てて組み立てないといけない。だから、引き出しにパンパンに入っていたものは、だいぶ片付けられるのではないかなあ。
そんなわけで、日本酒についてのアウトプットの方法のひとつとして、noteを書いていこうと考えた。
アメリカでこんなふうにお酒が楽しまれてるとか、こんなお酒が醸されているとか、私が興味を持ったことで日本酒好きの人たちに伝えたいことがたくさんある。
だから、お酒の好きな人同士で、ここでしが味わえない楽しみをこっそりシェアする感じで、noteを綴っていければいいなと思う。