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一年を振り返る、メンバーの思いでカウントダウン!④

皆様こんばんは!ロービジョンフォトギャラリーフォトグラファーのおぐです。2024年もいよいよ大晦日ですね!皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて、ロービジョンフォトギャラリープロジェクトは本年3月にキックオフを迎えたプロジェクトであり、今年は駆け出しの1年でした。この1年を締めくくるべく、メンバーそれぞれが今年感じたこと、新しく得られた発見や思い出を、フォトギャラリーの名のもとに「写真」を用いて振り返っていきます。年末までカウントダウンの締めくくりとなりましたが、各メンバーの記事とともにお楽しみください。

幸せのおすそわけ

頂いた投げ餅

 2024年も色んな場所で様々な方と出会う事がありました。
中でも、思い出深いのは、一枚目の写真の投げ餅のエピソードで、ちょうど転職やプロジェクトの始動が重なり、気持ちを一心する意味で、海を見ようと浜松へ出かけたのです。
駅に到着し、まずは名物のうなぎでも食べようと思い立ち、白杖を降って歩いていたのですが、初めての場所という事もあり道に迷っていた所、地元の方に、声をかけてもらい、なんと、お店まで手引きして頂くことになりました。
道中お話を伺うと、「今、新築祝いの帰りなの」とスーパーの袋に沢山入ったお餅を見せてくれました。
ご夫婦は、うなぎ屋さんの入り口まで丁寧に案内して下さり、別れ際には、「良かったら幸せのおすそわけ」と投げ餅を頂きました。
あの時のご夫婦に本当に感謝です。
うなぎでお腹いっぱい、優しさでむねいっぱいの旅でした。

ぼんやりメガネ開発の功労者

ぼんやりメガネ

 今年7月に、私個人の活動として、タスク岐阜並びに岐阜県身体障がい者福祉協会の委託の下、「ぼんやり撮影会」を企画しました。
コンセプトは、弱視やロービジョンを様々な方に知ってもらい、視覚に障害があっても視覚以外の感覚で撮影する新たな体験で写真を楽しんでもらうもので、その際、ぼんやりメガネというロービジョンを疑似体験してもらう為のアイテムを作成しました。
作成に協力してくれたのは、私の姉で、視野狭窄を体験してもらう為、画用紙でアイマスクの形に切り取り目の部分を直径20ミリの穴をあけて実際に小学生の姪っ子に体験してもらった所、「そんなに見えずらくない!」と言うので今度は10ミリの穴にしてみた所、さっきよりもみずらい様子でした。これで完成と思ったのですが、姉に「目の部分を半透明のフィルムで覆ってみるのは?」という事で、家にあったフェースガードを半透明の保護フィルムついたままの状態で、作ったアイマスクと合わせて覗いても、姪っ子は、「これはテレビが見ずらい」との反応したので、これは成功ということで、ぼんやりメガネが生まれました。
実際に私が使用するとなかなかの見えづらさで、単独歩行は厳しいと感じました。
こうして作成されたぼんやりメガネは、無事イベントで大活躍でした。
私の代わりに細かい作業を手伝ってくれた姉と、子供ながらの素直な感想を言ってくれた姪っ子に感謝してます。

駆け抜けた一年

メンバー集合

 昨年末、同じ歳で視覚障害者でもあるhottaと出会いました。この出会いをきっかけに、「この人と一緒なら何かを世の中に発信できるのでは」と感じました。そして今年に入り、仲間を集めてプロジェクトを立ち上げ、目標を「視覚障害者による写真展の開催」と定めました。7月には、「ぼんやり撮影会」を開催、そして10月には、目標として掲げていた写真展を無事に開催することができました。 仲間と協力しながら、はじめての事ばかりでしたが、各々が自分の得意な部分で力を発揮してくれました。この仲間だからこそ、駆け抜けてこれた一年だったと思います。
改めて感謝しています。

最後に

写真展に足を運んで下さった皆様、noteやInstagramでフォローして下さった皆様に、改めて感謝申し上げます。
そして来年、写真展でお会い出来ることを楽しみしています。
皆様のより良い一年に成る事をお祈りしています。

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