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神社での儀式 夢



先日見た夢です。
なんか不思議だなーって思ったのでここに書こうと思います。




女神様と御神木



ふと気がつくと、周りがとても騒がしかったんです。

地面に座っている私の膝のそばに猫ちゃんが一匹やってきて、でも周りの騒々しさに気を取られてしまい猫ちゃんと戯れることが出来ませんでした。


「どうしたの?」


と聞けば


「知らないの?アレが出てきたんだよ」


従姉妹のKちゃんがそう言って、大人たちが話している方へと向かっていってしまいました。

アレ、とは何なのかこの時は分かってませんでした。
名前も言われていましたが、目が覚めたと同時に忘れてしまいモヤモヤが残ってます。


大人たちが話している方へ私も向かって話を聞いてみると

"封印されていた悪いものが何かの拍子に出てきてしまった。
それを放っておいてしまうと日本各地で災いが起こってしまう"

らしかったんです。


そこで、急遽1週間後くらいに儀式をやる事になりました。
その儀式は選ばれた子供達のみでやるものでした。

大人たちから何人かの子供たちが選ばれて、そこに私も参加させられることになりました。


何をするのかは知りませんでしたが、とりあえず儀式をする日に向けて儀式の流れや買い物などをしていたある日
買い物帰りに近所の男の子(この子は知らない子)が家の近くの物置小屋を指さしていました。


その物置小屋からは半透明で赤黒いモヤのようなものが出てきていました。

大人たちはそれに気づいていないようで、子供の中でもその子と私しか気づいてませんでした。


ほかの大人たちは空を見上げ「オーロラだ」と呟いてました。
私もそれにつられ上を見上げると綺麗なオーロラがありました。

隣に居た男の子は「あの日アレが出てきた日も、オーロラが出てたんだ。アレはあの物置小屋から現れた」と話していました。


その瞬間、私は昔見た夢の中であの物置小屋から女が現れてくる夢を思い出しました。

怖くなり、隣にいるMちゃんに話すとMちゃんは慌てて皆に知らせ、1週間後のはずの儀式は今すぐ始めなければいけなくなりました。


準備をしていると物置小屋から大きな音が聞こえました。
私は訳も分からないまま、ただ行かなければと思い走って神社へ向かいました。

その途中に、猫が2匹現れました。
数日前に現れた子猫も居て、私は「あの時構ってあげられなかったね」と言いながら子猫を撫でました。


でも実際、心の中で「自分自身も皆も助からないかもしれないし、せめて終わるとしても人の手の温もりの中で。一緒に助かるなら幸せにしよう」と思い子猫を抱き上げました。

ですがMちゃんは猫の頭をサラサラと撫でると、ぐしゃりと足で潰して「仕方ない」そう言いました。


私は恐ろしくなりながらも、その子なりの慈悲なのかなと思い神社の本殿に用意された場所へ向かい座りました。

座っている場所は決まっているらしく、指定された場所へ座ると1人1枚白い紙に謎の文字が書かれた紙とロウソクのようなものが2つ用意されていました。


私たちはそこに座り込み、床に手をついて祈りを始めました。

子供だけじゃないとダメらしく、暗い中子供だけで祈りを上げているといつの間にか時間は経ち朝になっていました。

朝になって、大人たちが神社へ来ると「おめでとう」と儀式の成功を知らせてくれました。



神社の中心にある御神木を見てみると、女神様がアレを押さえ付けているような形の木が出来ていました。
アレは御神木に封じ込められた、と言われました。


儀式は成功し、最悪は免れましたがその日からMちゃんは行方不明になってしまいました。

神社の建て直しが始まるからという理由で、儀式から数ヶ月経った私たちはまたそこへ集まり皆で御神木を見に行きました。


御神木はあの日と同じままでしたが、誰か一人が「Mちゃんの持っていた紙から変な声がする」と言い始めました。

それは、あの日儀式で使われていた謎の文字が書かれていた白い紙でした。

その紙は文字こそ読めないものの、その人自身の祈りだったり気持ちが本来の文字を書き換え、神聖な紙になるとの事でした。
だから神社に保管されていましたが、立て直しの工事が始まるので、別の神社に一時的に移される説明を受けているところでした。

一目見ただけじゃ分かりませんでしたが、耳を近づけると確かにMちゃんの紙からは声が微かに聞こえ


「おねがい、見つかって、おねがい」


と追い込まれたような声が聞こえました。
この紙にはあの日儀式をしていた時の声が入っているはずのものなので「何が?何をこんなに必死に…」と思っていると
Mちゃんの隣に居た男の子が顔を真っ青にして

「あの日隣にいて聞こえてきた声は祈りなんかじゃなかった、生贄の儀式を1人でしているようだった」と話していました。
そこで思い出したのが子猫でした。


Mちゃんは絶対にこの儀式は失敗すると思っていたから子猫を殺し、どうにか自分だけは助かろうとその子猫を生贄に捧げたんだと分かりました。
だけど、連れていかれたのは子猫では無く自分自身だった為

「あの日殺した子猫を見つけて、おねがい」とアレに懇願しているんだと分かりました。
きっと今もそうしているんだろうと、そう思いました。


工事業者と話し、あの日起きた事などを説明し改めてこの木だけは動かさないでと伝えました。
帰り際、1人の女の子が御神木に手を添えて「今度温泉旅行に行くの、良かったらついてきてね」と優しい言葉をかけてあげていました。

その子には聞こえてないようでしたが
「優しい子なのね」と綺麗で優しく、そして嬉しそうな声が聞こえて木を見上げるとその女神様は微笑んで居ました。





夢はここまでです。
夢の中に出てきた子供たちは私を含め7~9人位で、現実世界での知り合いはMちゃんだけでした。

そのほかの子供たちは見たこともない子達で、アレが出てきたであろう物置小屋も実際にはありません。


でも家や神社はリアルでも存在し、風景や夢の中で感じたことも含めて考えてみると時代的に50~100年ほど前の話なのかなと思いました。

実際の知り合いであるMちゃんが出てきたり、行方不明になったりする展開が少し気味が悪いなと思いましたね、、


これも前世の話の1つだったら面白いな、と思い夢日記として書いてみました。

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