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ブランドマーケティング小話⑤ 〜マーケティング活動の全体像の前に:戦略思考とマーケティング思考の話〜

こんにちは!今日も元気に更新してまいります☺️

ブランドマーケティング小話シリーズとは?

実際使う場面は少ないけれども知識としてマーケティングを知っておきたい方や、実務の中でそもそもマーケティング・ブランディングって結局なんなんだろう・・と思われている方に、基本の考え方を提供しつつ、私の十数年に亘る仕事で体感した真理などをまとめて残しておきたいというある意味これまでの私の遺書のような😂シリーズ。
これを読めば、マーケティングとかブランディングに対しての素朴な疑問は解消されつつ、何かあった時に見返してもらうシリーズになれれば嬉しいです。

前回はこちら。最初からズバッと!ブランドマーケティングについて話ししたいんですけど、その前に論理的思考と戦略的思考ができないとなんともならん・・😇ということで前回は戦略的思考についてお話してみました🌈

戦略的は目的・目標・戦略・戦術の順に考えていくことですね。
このあたりは概念がわかれば、あとは具体例で経験値としてこなしていくのが良いと思います。数学で言うと方程式がわかればあとは問題を解く感じですね。

今日はこの戦略的思考から発展して、いよいよマーケティング思考について軽く触れてみたいと思います。

この戦略的思考がわかれば、マーケティング思考の基本的な考え方は同じです。目的・目標〜の順で考えるのですが、その際のフレームワークがWHOだったりWHATだったりHOWだったりするだけです。

いきなりこのWHO WHAT HOWのフレームが来ると全部バラバラで書いてしまいそうですが、マーケティングは戦略的思考の発展(というか、マーケティングという言葉自体がもう的に当てるという、戦略的なことを指していますよね)なので上から順番に考える・良し悪しの判断基準も目的(目標)次第、というところがミソだと個人的に思います。

目的
目標
WHO
WHAT
HOW

の順で考える。目的(目標)>WHO>WHAT>HOWの関係になる、ですね。

ここまででもうマーケティングの基本の大事なところは押さえていると思うのですが、今日はもう少し踏み込んで説明します。

目的と目標は過去回でお話ししたので割愛。
WHO以下のところちょっと補足します。

WHO:
これはそのまま「誰に」に当たるところですが、「誰に」の大きさはどれくらいの目的(目標)感を持つかによります。
具体的に言うと、日本一のブランドを目指すのか、世界一のブランドを目指すのかでどれくらいの人をターゲットにしないといけないのかって変わりますよね。そんな感じです。

あと、このWHOの見つけ方と目的目標の決め方がマーケティングに関わる人(巷ではマーケターとか言われるようになりましたね。私が関わり始めた時はそんな言葉はなかったのに笑)の腕の見せ所だったりします。

この後の回で話しますが、どんなに良い告知を作っても上位概念のここがミスっていたらドブに札束捨ててる感じになります。
これを言うと爆発する人もいるかもしれませんが、人の心をどれだけうごかす広告であろうがプロダクトであろうが、目的目標やWHOがずれているものはマーケティング的には愚の骨頂なので、巷の広告賞などと本当にマーケティング施策として優秀な広告は全く別物であります。
クライアントから莫大なお金を投資されているのに、自分の出世のために利用している感じにも受け取られないかなと思ってしまいます。
(そんなこと思わず作られている心震える良い広告もあるという前提です)

このWHOの見つけ方については、また今後このシリーズでお話しするか、お話し会(2〜3名集まったらやろうかなと思っています)でご縁あればできればと思います☺️ 個人的にはマーケティングの戦略の仕事でもっとの右脳と左脳が求められるパートかなと思います。

WHAT:
これはよくマーケティングの教科書で出ていそうな名言にあるやつで、
「顧客が本当に欲しいがっているもの」に当たりますね。
顧客はドリルが欲しいんじゃなくて、穴が欲しいねんって言うやつですね。
最初の説明としては上の通りかなと思いますが、ポイントとしては顧客自身が気づいていない時もあり、インタビューなどで聞いても出てこないことも普通にあり得ると言うことかなと思います。

HOW:
これはWHATを、どうやって届けるか?と言うやつですね。
私は人に説明もしやすいので4Pのフレームワークをよく使います。(製品・価格・流通・プロモ)
この段階でようやく一般の皆様の目に届くところというか、いわゆる会社のバリューチェーンで見えるところの「商品開発」「販売企画」「営業」「広報宣伝」の中で見えてくる感じです。

ここまで読んでいただければわかると思いますが、「マーケティングは広報宣伝だけじゃない、売れる仕組みを作る活動だ」と言った意味がわかるかなと思います。「どうやって」の部分は、広報宣伝は1要素に過ぎないのです。
すなわちマーケティングを生業とする人は、本来はその他の部分の工程に似つても経験し、ポイントを熟知している必要があると思います。
普通の会社だとなかなかこの辺りを意識して全部の部署を経験させてくれるような経験はできないと思いますので、真の意味のマーケティング活動を0から10まで経験できている人はなかなか少ないのではないかと思います。

ちなみに手前味噌で恐縮ですが、私は経営企画の上流のプランニングから現場of現場の営業部や広告宣伝チームまで一通り経験しており(全部で12年以上かかりました😂)、それぞれのパートで実務を進める場合何を気をつけないといけないのか?全体のバランス感は経験値やノウハウとして身体に染み込んでます。

それぞれのパートでその道で何十年の専門家がおられますし、私もそれぞれのパートでまだまだ学ぶことはありますがマーケティングの全体感を持って動けるというのは、一朝一夕にはできないことかなと思いますので、私は全体を見れる専門家として精進して行きたいと思っています。

この職能は自分で意図して積み上げたというよりは、できることを増やしていった結果こんな職能になりました😂が、いろんな形で誰かのお役に立てれれば嬉しいなと思っております☺️

今回はこんなところで終わりにしておきたいと思います。
次回はマーケティング実務をする前提で、それぞれのパートを少しずつ虫眼鏡で除くようなコラムにしてみようかなと思っていますので、また機会ありましたらお読みいただければとっても嬉しいです🌈

ここまで読んでくださってありがとうございました!
もしご興味いただけそうでしたら、気軽にスキ・フォローいただければとっても嬉しいです☺️

今夜も良い1日をお過ごしください🌈✨ また会いましょう⭐️

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まなみ from Lutra
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