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The Fuwa-Darari Federation: A Land of Cozy Dreams

 お仕事中に、ちょっぴり空想に耽っていました…。

 こたつに寝そべっているまろんは、こたつ王国の守護者。王国の中心にあるお城で、こたつがいつでもあたたかいように見守っています。こたつ王国は、ふわだらり連邦に属している小さな国で、まろんはその守護者として王国を愛しています。
 けれども、夏が来ると、さすがにこたつの王国も暑くなり、まろんは多くの国民と同じように避暑地で過ごすことに決めます。涼しくなったら、また故郷に帰り、ぬくぬくとこたつに入って過ごします。
 
まろんには特別気に入っている場所が一つあります。それが「座椅子離宮」です。こじんまりとしたこの離宮は、灯油ストーブとふかふかの座布団で溢れています。離宮に来ると、まろんは守護者の役目を少しだけ忘れ、リラックスしたくなります。誰もいないので、思いっきり足を伸ばして、しっぽもだらりと伸ばし、毛並みをストーブで温めます。でも、少しだけリラックスしていると、また「守護者」としての役割を思い出して、こたつへと戻っていきます。
 それでも、座椅子離宮のことはどうしても頭から離れません。あのふかふか感と、ぬくもりはまろんにとって特別な時間なのです。

 ふわだらり連邦にはいくつもの国々が属しています。そして、この連邦のパスポートは、特別な条件なしに、誰でも手に入れることができます。それはただ一つ。「のんびり、だらりとすることが美徳だと信じている」こと。これを信じる者は、誰でもふわだらり連邦の国民になれるのです。

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