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まろんとのはじめてのクリッカートレーニング、おいで!
猫のクリッカートレーニングについて、私が見つけた本はふたつだけでした。そのうちの一冊は「猫のクリッカートレーニング」(カレン・プライア著)でした。クリッカートレーニングをはじめた理由は、何よりも「呼び戻し」を教えたかったからです。つまり、「おいで」といったら、私のところに来てほしいと思ったのです。本を読み、まずはまろんがわずかでもわたしの方に足を向けたらすぐにクリッカーを鳴らし、その動作を「おいで」と結びつけるようにしました。まろんをじっと観察して、足が動いた瞬間にクリッカーを鳴らしましたが、こんなことで本当にうまくいくのかと不安になりました。
しかし、何度も繰り返すうちに、予想以上に早くまろんは私の方に向かって歩いて来るようになりました。そうなると、「おいで、まろん」と声をかけると、小走りでやってくるようになりました。はじめてのトレーニングの成果がうれしく、まだ子猫だったまろんが小走りに駆け寄って来る姿はとても可愛らしかったです。
ところが、まろんは名前を呼んだだけで走ってくるようになってしまいました。「おいで」と名前が結びついたのかもしれません。まろんの姿が見当たらず、たぶん日向ぼっこをしているのだろうと思い、小さな声で「まろん」とつい、つぶやいたのですが、まろんがすぐに小走りでやってきました(笑)。それ以来、用事がないときには不用意に名前を呼ばないようにしています。だって、すぐに走ってきちゃうんですから。