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まろんの鋭い勘
まろんは、いつも穏やかな日常の中で、私が思っていることをまるで読んでいるかのように察知します。例えば、普段は私が近づいても全く気にせず、抱き上げようと思っていなければ、逃げたりもしません。でも、抱っこしたいと思った瞬間、まるで私の気持ちを理解したかのように、少し身を引いて距離を取るんです。この反応には毎回驚かされます。
一緒に座椅子で寝ているとき、私は横に割り込んでくっついて寝ることもありますが、まろんはそんな時も気にせずぐっすり眠っています。さらに、しっぽの先を踏んでしまった時も、ただ無視して眠り続けることがよくあります。まるで、「今、気にすることじゃないよ」って言っているかのように。
でも、毛玉を切ろうかとか、毛玉ができそうだからブラシをしようかと考え始めると、急にまろんは目を覚まし、少し離れた場所からじっと私を見つめるんです。その顔つきが何とも言えない。「何か考えているな」と感じる瞬間。しばらく様子を見て、どうやら大丈夫だと判断すると、また私の近くに戻ってきて、再びぐっすり眠り始めます。
まるで、私が「毛玉対策」を考え始めた瞬間に何かを察知しているかのようです。どうしてそんなに敏感に感じ取れるのか、毎回不思議で仕方がありませんが、もしかしたら猫って、飼い主の気配や考えを雰囲気で察知できるのかもしれませんね。