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ささみとヨーグルト、そして少しのチーズ

 まろんは市販のおやつにはあまり興味を示しません。なので、特別なおやつとして、ときどきささみをゆでてあげています。最初の頃は普通に鍋に水を入れてゆでていましたが、洗い物が増えるのが面倒で、最近ではポリエチレンの袋にささみを入れて、水からゆでる方法に切り替えました。袋が破れる心配があるので2重にしていますが、この方法だと鍋が汚れないので後片付けがとても楽なんです。
 ささみがゆで上がったら、細かくほぐしておきます。これで準備は完了。まろんには次の日くらいまでには全部食べてもらえるように、少しずつあげています。まろんはこのささみが大好きで、待ちきれなくてつばを飲む音が聞こえることも・・・。 
 また、まろんはプレーンヨーグルトも好物です。ただ、わたし自身があまりヨーグルトを食べる習慣がないので、まろんが口にする機会は限られています。それでも、ヨーグルトを出すと嬉しそうに小さな舌でぺろぺろと舐める姿が愛らしくて、特別な日のちょっとした楽しみになっています。 
 さらに、まろんはチーズにも興味を示します。ただし、ほんの少し舐めるだけで満足する控えめな子です。以前、生クリームを指先につけてあげたこともありましたが、それも一口舐めただけで「もういいよ」という表情をしていました。食卓に並ぶものへの興味が薄いのは助かりますが、たまにもっと食べ物に関心を持ってくれたら楽しいのにな、と少し寂しく感じることもあります。
 もしまろんがもっと欲しがるタイプの子だったら、きっとまろんの期待に応える楽しさで、わたしの毎日はさらに賑やかになっていたかもしれません。お皿をじっと見つめて「もっと!」とねだる姿を想像すると、なんだか微笑ましくなります。それでも、食べ物に関して、控えめでおっとりしたまろんの性格は、彼女自身の魅力そのものです。どんな形であっても、まろんと一緒に過ごすおやつの時間は、わたしにとってかけがえのないひとときなのです。

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