【日記】トーストはバターの面を下にして落ちるし、献血前には怪我をする
おらが村には献血ルームがない。
何年か前まではあったのだけど、採算が取れなかったのか、はたまた血液の必要の無い健康的な住民ばかりなのか、無くなってしまった。
献血バスは定期的に来るので400m献血(全血)は出来るのだが、全血は一瞬で終わるし、やると約3か月間は献血が行えないので、なんだか損したような気分になるのだ。
昨日はTOEICを受けに岡山という大きな街へ行ったのだが、「せっかくだからついでに献血もしてこよう」と思って予約をしていた。最近なかなかできてないのもあって久しぶりの献血を結構楽しみにしていた。
なのに、行きの電車に乗っている時に口の中を思いっきり噛んでしまった。
これは知られていることなのかどうか分からないが、献血をするためにはいくつか条件がある。
それは血を貰う側の人間(免疫力が低い場合が多い)を守るためでもあるし、血を渡す側の安全を守るためでもある。
つまり献血・輸血によるリスクを最大限少なくするためのルールなのだ。
なので、年齢制限(16〜69)や体重の下限があり、服薬、過去の輸血歴、海外渡航歴、なんかによっては献血することができない。他にも口内炎がある人、半年以内に新たな人間と性行為をした人や半年以内に刺青を入れた人もできなかったりする。
そんな条件の1つに「擦り傷切り傷などの外傷がないこと」がある。傷口からバイ菌が入っている可能性があり、血液経由で患者が感染することを防ぐためである。
つまり、口を噛んで傷を作ってしまった私は献血が出来ないということだ。なんてこった。
あんなに楽しみにしていたのにこういう時に限って怪我をする。
例えるなら、ディズニーランドに行く日に雨だったり、富士山にずっと雲がかかっているのと同じくらい悲惨で悲しい。
以前にも同じようなことがあった。献血の予約をしていた日に紙で指を切ってしまったことがある。
幸いその時は献血ルームに電話したら、そのくらいの怪我ならという判断をされ、献血することができた。
子供の頃は転けたりなんかで簡単に傷やカサブタを作っていたけど、大人になると怪我をすることはほとんどなくなった。にもかかわらず、献血の前になると途端に怪我をする。確率がぐんと跳ね上がる気がする。
どう考えてもおかしい。何かしらの不思議な力が働いているに違いない。
私は献血に2時間かかっても問題ないくらい時間に余裕があるし、血を抜かれてもピンピンしてる体力はある。自分の血を見てもなんとも思わなければ、ぶっとい針を刺されることに全く恐怖もない。
それなのに、「献血予定日の数日前に傷を作らない」という一見簡単なことが何故かすごく難しいのだ。
ではまた明日。