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【日記】燃料の少ない宇宙船が荷物を外に放り出すような感じで

楽譜に書かれる速度記号の中にアンダンテというものがあり、これは「歩くような速さで」という意味合いがある。
私は音楽は好きだが、音楽の素養というものは無いらしく、カラオケで歌えば音程が合わず、演奏できる楽器も特に無い。しかし、中学の時に習ったこのアンダンテのことはよく頭に残っている。「歩くような速さ」とかいう受け取り方に個人差のありそうな指示でありながら、でも妙にしっくりくるような気がする、そういうところが中学生の私を惹きつけたのか、今でも頭に残っている。
まあ私はこのアンダンテのある楽譜を演奏したことがないので、本当にしっくり来るかどうかは分からないが・・・。


いや今日は音楽の話をしにきたのではない。
数日前まで私がいかに死んでいたかの話をしに来たのだ。

皆様ご存知の通り、数日前まで日本列島にとても強い寒波が訪れていて、気温は下がり、各地で大雪となっていた。北海道や北陸の方は大雪で大変だというニュースは見かけた。首都圏の積雪のニュースは見かけなかったので、今回は東京の方は雪が積もらなかったのだろう。本当に良かったと思う。「東京に雪が積もりました。交通がマヒして都民が困っています」のニュースが私は大っ嫌いだから。


幸いなことに我が街でも積雪が殆どなく、ただただ寒いだけで済んだのだけど、寒さが苦手な私にとって、最高気温5℃以下というのは、天気予報の表示を見るだけで気が滅入るものであった
気温が下がると気分が落ち込み、また行動力も下がる。普通なら気温が下がっても寒いなあと日本の冬にブツクサと文句を言うだけで乗り切れるんだけど、現在私は、取り掛かるべきタスクが山積みになっているのに、そこに強制力がないという状況下にあるので、気分が落ち込み行動ポイントが無くなることは致命的なのだ。
結果として寒気に襲われている間、私は家から殆ど出ることなく過ごし、やるべきタスクに全く手をつけずに過ごしてしまったわけだ。

死んでいる間、家から出ないので必然的にヒゲも伸びっぱなしになっていた。昨日約2週間ぶりに髭を剃ったのだけど、伸びすぎて電動シェーバーでは処理できそうになかったので、一度ハサミで短くしてから髭剃りを使った。
他にもマンガアプリで毎日1話ずつ読んでいたマンガを読むのをスキップしたり、毎週楽しんでいるジャンプも『ワンピース』と『あかね噺』と『しのびごと』だけ読んで残りはまた今度にしていた。

これは寒さで行動ポイントの総量が少なくなっている中で、それでも優先すべきタスクに取り組めるように、無意識のうちに毎日のルーティーンを削ぎ落としていったのだと思う。何かをやるやらないの判断をすること自体や、計画通りに動けなかったことの反省それ自体が精神面に負担がかかるので、初めからやらないと決めることでその負担を軽減させたのでしょう。
まあ結局有意義なことは何一つ出来なかったのだけど。


そしてnoteも削ぎ落とされていった物のうちの一つだ。話題を考え、文章を打ち込み、文を整え、公衆の面前にアップするというのは、少なくとも私にとってはそこそこの労力と時間を要するので、行動ポイントが不足している中で削ぎ落とされるのは当然のことであった。
まあ実際はそんな難しいことを考えておらず、「部屋の中にいるだけで手がかじかむのに、そんな中でタイピングしたり、スマホをぽちぽちしたりが出来るかい」と思ってnoteを書かなかった。


今年1番の寒さの中で私が出来たことは、スマホゲーのデイリーをこなすことと、YouTubeを見ること、ポケポケのプレイとご飯を作ることくらいだった。何か言いたいことがあるかもしれないが、そういうのは受け付けていない。

YouTubeに関しては、見ていたのが英語の動画ばかりなので、ギリギリ生産的な行動と言えるかもしれない。動画を楽しめる程度の英語力がついたことで、ただ動画を見ているだけで何かしら自分の糧になるような気がするので、これはありがたいことだなと思う。まあ見てたのはVの配信ばかりなので、英語耳の維持以上の糧があったのかは疑問ではあるが。


今週の月曜くらいから完全に寒気が去ったみたいで、また外に出たりと精力的に活動できている。この日々を記すためのnoteもまた書き進めていこうと思う。いや別に「昨日まで書いてなかったぞ」「今日から書くぞ」なんてことは書く必要はなかったんだけど、明日からまた適当な文章を垂れ流すのに、何も言わないのは座りが悪かったので、いかに寒くて何も出来なかったのかを、自己満足のために今日はぐだぐだと垂れ流しました。


ではまた明日。

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