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整骨院の先生が教える、ジョグのやり方と効果とは⑦ランニングエコノミーってなに?

おはようございます!
八王子市で整骨院を経営しております、玉置(たまおき)洋介です。

ここのところ風が強い日が多いですが、皆さん走れていますか?
なんとか走りに外へ出られても、大体途中で心折られるという方も多いのではないでしょうか?

そんな方へ言いたいのが『走りに行っただけえらい!』です。
多くの人は出られませんから、もう外に出てちょっと走っただけでももう少数派です。勝ち組です。
私は自分にそう言い聞かせてます(笑)

走り出してしばらくは寒いし、追い風は楽だけど向かい風しんどいし、帰りが向かい風だと泣きたくなるし、汗が冷えてより寒いし…
ですので、はい。心の底からえらいと思います!

さて、話を本題に戻していきますが、前回はジョグの効果ということで、長く距離を走るための筋肉は、長く距離を走らないとつかないと!
という話をしました。
これもすっごい大事な話だと思います。

いくら10㎞を速く走っても、マラソンの完走ができるようになるかは別の話になります。

なので、呼吸や心拍数は楽な状態で長く走れる(時間があれば)ジョグは、長い距離を走れるようになるために必須の練習なのです。

で、今日なんですが、ちょっと用語の解説をします。
ランニングのことを調べていると時々目にする『ランニングエコノミー』という単語。
皆さん意味わかりますか?今日はこの解説をしていきます。
ちなみにジョグは、このランニングエコノミーに大きく関わります。

ランニングエコノミーってなに?

エコノミー(economy)は英語で『経済』や『経済的』といった意味になります。
ですのでランニングエコノミー(running economy)を直訳すると、走ることの経済となります。

ここから、ランニングエコノミーは、『省エネで走ること』として考えられます。

もう少し具体的に言うと、同じ距離を走るときにどのくらいのエネルギーが必要になるか?ということと同意義で、さらに言えば同じスピードで走るときに酸素をどれくらい摂取する必要があるか?となってきます。

結果、ランニングエコノミーとは『ある速度での酸素摂取量』のことを指しています。

酸素摂取量が高いと、それだけエネルギーを作る酸素が必要ということなので効率が悪く、逆に低いとエネルギーを効率よく作れるということになります。

ランニングエコノミーは以下の要因で決められます。

①ランニングフォーム
②筋力
③体型
④代謝能力
⑤心理的要因
この5つです。

この中でも特に大きな割合を占めるのが①のランニングフォームと言われており、全体の50%にもなると言われています。

さて、前のコラムを振り返ってもらうと、おそらく③以外のことはジョグの効果として書いてあったのではないでしょうか?

①はゆっくり走れれば、フォームは意識しやすいと思うので、ジョグの時は楽に走るためのフォームを探しましょう!と
②は前回の長く走る筋力は長く走るとつきますよ!と
④は脂肪をエネルギーに効率よく変えるためには、息が切れすぎない程度に20分以上ゆっくり走ることが必要ですよ!と
⑤はゆっくりでも長く走ると、それだけ自信になりますよね!と

こんな感じで、ジョグは実はこのランニングエコノミーを向上させることに最適な練習メニューになるのです!

だいぶ前置きが長くなったのですが、ジョグについての話で一番言いたかったのがここなんです。

もう一度言い方を変えて言いましょう!

ジョグをすることで、省エネで長く走る身体作りができる!ということなんです。

だからフルマラソン完走が目的の方たちは、まずはとにかくゆっくりでいいから、少しずつ走れる距離を伸ばしていく練習(←ジョグ)が大事になるよ!
なんならそれだけでもきちんと距離や時間を伸ばしていけば、フルマラソンは完走できますよ!
と言われているんです。

なので、ゆっくり走るということを格好悪いなんて思わず、周りの目なんて気にしないで自分のペースでOKなので、ジョグを続けていきましょうね!


本日は以上です。
次回からは流しについての話をしますね!
それではまた明日もよろしくお願いします!

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