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【財務省解体デモ】"再び"暴走する減税・給付金乞食たちの狂宴
財務省解体デモ💪
— なお0226⛄ (@naotopo03) February 15, 2025
かなり人が集まってます!
若い方々もたくさん叫んでます! pic.twitter.com/ntWlMpfMY2
先日行われた「財務省解体デモ」は、一言で言えば減税・給付金クレクレ集団の大騒ぎです。奴らはまさに、「減税乞食」「給付金乞食」であり、まさに国からの施しを当てにして「もっと金よこせ!」「税金下げろ!」とわめくおねだり集団です。増税には反対、給付金は大歓迎。自分たちの生活が苦しいのは全部財務省のせいだとでも言いたげなその様子は、もはや滑稽を通り越して哀れですらあります。
乞食たちの主張はシンプルです。「税金下げろ!もっとカネ配れ!」の大合唱。しかし、その浅はかさには開いた口が塞がりません。まるで政府の財布には無限にお金が湧いて出ると信じているかのようです。デモの参加者たちは自分たちを庶民のヒーローか何かと勘違いしているのか、「国民の声を聞け!」などと息巻いています。しかし実態は、国に集ることしか頭にない乞食根性の持ち主たち。減税や給付金を要求するその必死さは、一種のコントに近い。「オレたち可哀想な国民に慈悲を!」とでも言いたいのでしょうが、自分たちが国家のお荷物になっている自覚はゼロのようです。
減税乞食・給付金乞食の主張
「消費税を今すぐ下げろor廃止しろ!」 – 国家財政?知らんがな。
「もっと給付金よこせ!」 – どこから財源が湧くかは考えない。
「インボイス制度なんか止めちまえ!」 – 税収のことは頭にない。
「国債はいくら発行しても平気!」 – 日銀に買わせりゃ問題ない(キリッ)。
「財務省は嘘つき!財政破綻なんてあり得ない!」 – 都合の悪い現実は見ない。
…ざっと挙げただけでも、ご都合主義のオンパレードです。要するに「オレたちの負担は減らせ、でも給付はもっと寄こせ」という虫のいい話ばかり。「金は出さないが口は出す」の典型で、これを世間では乞食根性と呼びます。
ここまで来ると、もはや経済という現実に対する集団現実逃避です。減税乞食たちは税金というものが何に使われているかも直視しない。社会保障もインフラも安全保障も、すべてタダで手に入るとでも思っているのでしょうか。給付金乞食たちは「困っている人がいるんだからもっと給付金を!」と声高に叫ぶが、その原資は将来世代のツケであることに思い至らないのでしょうか。自分たちが欲しがるサービスは誰かが支払っているという当たり前の事実をスルーして、「俺にももっとよこせ」「でも負担はゴメンだ」という姿は滑稽を通り越して哀れです。
奴らにとって、財務省とは「自分たちから金を巻き上げている悪の組織」らしい。いやいや、財務省が勝手に皆さんの財布から現金を抜き取っているわけではないでしょう?税金を決めているのは立法府=政治家であり、その政治家を選んだのは他ならぬ有権者なのだが…。このあたりの因果関係すら理解せず、ただ目先の不満をぶつけやすい相手として財務省をスケープゴートにしているのだから浅はかです。
まあ、奴らの主張を端的にまとめると「俺たちにもっと甘い汁を吸わせろ!未来のこと?知ったことか!」に尽きる。ここまで自己中心的だと、いっそ清々しいほどだ。残念ながら世の中はそんなに甘くないということを、次のセクションで思い知らせてあげましょう。
財務省の役割と財政再建しか道がない現実
デモ隊がいくら財務省を罵ろうと、財務省には財務省の仕事があります。その役割を再確認してみましょう。
まず大前提として、財務省設置法第三条には、「財務省は、健全な財政の確保、適正かつ公平な課税の実現...を図ることを任務とする」と明記されています。つまり財務省の使命は国の財政を健全に保つことであり、国家経済の土台を守ることです。財務省が堅実路線を貫かないとどうなるか。政府は際限なく借金を重ね、いずれ国庫はすっからかん、通貨の信認もガタ落ち…国家破綻まっしぐらです。実際、財務省自身が「世界最高の債務残高対GDP比」を抱える日本では財政健全化が喫緊の課題だと警鐘を鳴らしているます。
財務省は国の財布を預かる会計係であり、日本経済の守護者というよりは家計簿と睨めっこする苦労人です。歳入(税収)と歳出(政府支出)を管理し、国債の発行・償還を取り仕切る。要は、日本という国家の収支バランスを維持するのが仕事です。デモ参加者には悪いけど、財務省は君たちにお小遣いを配る係でもなければ、魔法の印刷機でお金を刷りまくる部署でもありません。
財務省は厳しい現実を突きつける嫌われ者ですが、その主張は極めて真っ当で現実的なのです。むしろ、これまでが異常な放漫財政の連続で、それを是正しようという当たり前の流れに過ぎません。
財務省が言うように、財政再建しか道がない理由は明白です。日本という国がこれからも持続していくためには、収支を整え、将来世代にツケを残さないようにする以外にないからです。財務省はその現実を最も理解しているからこそ、くだらない無知な連中の集会デモごときに屈せず淡々と財政規律を訴えるわけです。デモ隊から見れば「冷血な増税派」に映っているのかもしれませんが、財務省こそが国家財政という患者の命綱を握っている医者なのです。苦い薬を処方する医者を悪魔呼ばわりする患者(デモ参加者)の図、と言えば分かりやすいでしょうか。
経済を薬漬けにしてきたのは有権者自身
ここで忘れてはならない重要な点がある。現在のこの惨状を引き起こしたのは誰か? 財務省でも政治家でもない。紛れもなく無知で愚かな有権者自身です。耳が痛い話だが、事実なのだから仕方ないでしょう。
足りない頭で思い返してください。日本はバブル崩壊後の数十年、痛みの先送りを繰り返してきました。景気が悪い?じゃあ国がお金をジャブジャブ注入して支えましょう。財政赤字?そんなものは将来何とかするから今はとにかく景気優先。構造改革?貧富の差を拡大するつもりか!怠ける人にも人権はある!社会保障制度改革?医療や介護を格安で受けられなくなるじゃないか!貧乏人を殺す気か!こうして政治家も有権者も常に「今さえ良ければOK」とばかりに行動してきました。【痛みを伴う改革は先送りされ、財政赤字は累増する】──ずっとそんな状態だったのです。
なぜ改革が進まないかと言えば、「有権者や政治家の視野が短期化」して目先の利益ばかり追ってきたからです。低負担高福祉である現状、減税や給付金を追加で求めれば、将来もっと酷いツケが回ると分かっていても、厳しい改革は先延ばし…まさに愚者の選択を繰り返してきたのが有権者なのです。
日本経済はまさに「薬漬け」状態。痛みを感じるたびに麻酔薬(財政出動や金融緩和)を打ち、問題の根治治療をサボってきました。【薬】のおかげで一時しのぎはできても、根本原因の構造改革は後回し。そうこうするうちに経済はすっかり薬物依存症です。低金利と財政赤字にどっぷり浸かり、もはやそれなしには生きていけない体質になってしまった。少しでも金融引き締めや財政引き締めをしようものなら、企業も家計も悲鳴を上げる。現に日銀が利上げに転じ始めただけで市場はビクビクしているくらいです。
この経済麻薬中毒を助長したのは誰か。財務省は警鐘を鳴らしてきた、それを無視したのは政治家。しかし、政治家だけではない。一番の罪人はそれを歓迎し支持してきた有権者に他なりません。選挙になれば耳触りのいい「減税」「ばら撒き」公約が支持され、地道に財政再建を唱える政治家は票を失います。政治家も当選したければ有権者に痛みを強いるよりアメを配る方を選ぶのは当然です。こうして有権者が自ら進んで「薬」を要求し、政治家がそれを処方してきた歴史があるのです。
たとえば消費税一つとっても、本当はとっくに15%くらいに上げておかねばなりませんでした。それを「景気がー」「国民生活がー」と先送り先送りで、5%から8%、そして10%に上げるまでに何年空費したか。増税の度に「凍結」や「○年先送り」が繰り返されたのは周知の通りです。痛みを先送りし続けたツケが、今や巨大な借金となってのしかかっています。
要するに、現在の生活が苦しいのは、当然世界情勢が不安定だからという面もあるのですが、半分は有権者の自業自得です。ところが減税乞食・給付金乞食たちは、その現実を直視せずに「政府が悪い!財務省が悪い!」と騒いでいます。お門違いも甚だしい。自分で蒔いた種を棚に上げて、よくもまぁ他人(財務省)のせいにできるものです。
財政を薬漬けにしてきた犯人が自分たちだと理解すれば、財務省デモがいかにトンチンカンか分かるはずです。本来ならデモ隊自身が「ごめんなさい、痛みを受け入れます」と頭を下げる立場です。それを逆に「痛みなんかゴメンだ、もっと楽をさせろ」と要求するのだから、開いた口が塞がらない。ここに至ってもなお麻酔を要求するその姿勢、ある意味筋金入りの中毒患者と言えるでしょう。参加者、本当にやってそうな奴ばかりですが。
今回のデモで政治や官僚を非難している人々に、この言葉を贈りたい。あなた方が「無能」「嘘つき」と罵る政治家たちこそ、あなた方有権者が選んできた存在。政治家が財政を悪化させた? その政治家に「もっと景気対策を」「減税を」「給付金を」と要求し、後押ししたのは誰なのか。鏡を見れば答えは明らかだろう。そこに映っている君たちこそが、今の政治を作り上げた張本人なのだから。
民主主義のもとでは、政治家は選挙という鏡を通じて民意を映し出す。であれば、その尻拭いをする羽目になるのも民意の責任。ところが減税乞食・給付金乞食たちは、自分の姿を鏡で見ようともせず、「政治がおかしい!財務省が悪い!」と他人事のように叫ぶ。まるで鏡に向かって「お前が悪いんだ!」と喚いている滑稽な図です。
今回デモに熱心な人々には、どうか一度自分自身に向けてプラカードを掲げてみてはどうかと提案したい。「減税よりまず現実を直視せよ!」とでも書いて。
結局のところ我々日本国民は自分たちで選んだ道を歩んでいるに過ぎません。財政を健全化するのも地獄、先送りしてさらなる地獄を見るのもまた自分たち。であれば、いい加減覚悟を決めて現実に向き合うしかないのです。無意味なデモに熱狂する前に、鏡の中の有権者に説教すること――それこそが今求められていることなのです。