地方公務員のパワハラ事情とその対策
最近、ニュースで、パワハラに関する報道が多いですね。
公務員も民間も、パワハラの防止に手を尽くしています。
今回は、先日まで公務員だった私の体験と、知人の地方公務員から得た情報をもとに、実際にあったパワハラの事例と、具体的な対策をお伝えします。
公務員への転職を考えている方や、現役の公務員の方は、参考にしてくださいね。
実際にあったパワハラ
一番多い事例が、過度な叱責です。
私が都庁で見たり聞いたりした事例では、「だからお前はダメなんだよ」「バカじゃないのか」「使えないやつだな」という言葉を繰り返し浴びせる事例です。
他の自治体の職員から聞いた話では、机を叩いて威圧する、怒鳴り散らす、書類を投げるという事例も聞きました。
パワハラをする人には、50歳以上の年配職員が最も多いです。
というのも、彼らは、若い頃に先輩や上司から厳しい指導を受けているケースが多く、それを下の世代にもやってしまいがちです。
パワハラというと、男性がするイメージがあるでしょうが、意外と、女性もやっています。
特にパワハラが多い部署は、体育会系の雰囲気がある部署です。
具体的に言うのはまずいかもしれませんが、土木職が多い職場は、パワハラの話を頻繁に聞きました。
過度な叱責のほか、ここ数年で多いと思うのが、配属や仕事内容に関するパワハラです。
退職者の増加や公務員の人気低下により、人手不足の職場が急増しています。
そこで、未経験者を突然別の職場に配属させたり、未知の仕事を丸投げするケースが目立ちます。
所属長の権限もありますが、まるで将棋の駒のように扱われる若手を見ていると、気の毒に感じます。
対処法:他人をあてにしない
職員専用のパワハラの通報窓口はありますが、いきなりこれを利用することはおすすめしません。
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