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【随想】第2種電気工事士試験を受験して
第2種電気工事士試験に合格しました!
僭越ながら合格体験記としゃれこみたいと思います。
1 動機
(1) 趣味でDIYをやっているのですが、電気を取れる場所が一か所しかなく延長コードで作業場所まで延ばしています。
屋外にコンセントがあれば、あれもできるこれもできると妄想が広がりました。
いずれはしっかりとした物置を作り、そこにオシャレカフェ風のダクトレールと金属管工事のスイッチ、コンセントを配線しようと目論んでいます。
(2) 学生時代「電気」は一番苦手でした。
でも、いい大人がこんなに電気に無知で良いのだろうか?
「いつか」勉強したいと思っていました。
これらの動機が閾値に達して、ついに「いつか」に日付を付けさせたのです。
2 筆記試験
とにかく60%正解で合格です。
なので「何を捨てるか」という考えも必要のようです。
テキストと問題集が一冊になっている「すぃ~っと合格」という本を買いました。
挿絵が「昭和」で内容に一抹の不安を抱きましたが、過去問部分を繰り返しやりました。
繰り返しの間隔は「エビングハウスの忘却曲線」を参考にしました。
youtubeの「ガミデンキちゃんねる」を発見してからは分からないところはこちらで理解したほうが数倍捗りました。
頭を掻きむしりながらテキストを読んでいた自分は何だったのかと思うほどよかったです。
もう受験者の「インフラ」と呼んで良いと思います。
自己採点的には90%くらいできました。
こんなに楽々合格出来たのもひとえにガミデンキさんのお陰です。
受験日前日に視聴すると、「とにかく時間に遅れないように」だとか「持ち物はこれとこれ」だとかもう「優しいお母さん」です。
パーマを当てた長髪がお母さん感をマシマシにさせてくれます!(※男性です)
兎にも角にも、ひとまずありがとうございました。
3 技能試験
技能試験は、一か所でもミスがあると即失格です。事故に繋がるので当然と言えば当然です。
「ガミデンキちゃんねる」は技能試験の動画も充実しています。
ですが、練習が必要なので工具と資材はどうしても買わないといけません。
資格取得には財力も関係します…。
(日本国は学ぶ人にも支援を!笑)
動画内では2回セットをオススメしていましたが、ケチって1回セットにしました。
ひとまず、タイムを計って本番形式でやってみましたが、ほぼ制限時間の40分ではできませんでした。
全13パターンのうち2パターンくらいしか合格ラインに到達しませんでした。
この結果を踏まえ3週間前から逆算して
1週目は、
・工具に慣れる
・複線図を書く速さを鍛える
2、3週目は、
・本番形式の練習
としました。
その結果、15分くらい余裕を残して出来るようになりました。
資材は1周目の再利用です。
どうしても再利用できない「リングスリーブ」だけ買い足しました。
ほかの使える資材は何度も使いました。
ケーブルは「もう私楽になりたい」というくらいギリギリまで切り刻みました。
しかし、この不便さも技術向上に繋がりました。
「与えられた環境」だとやらない作業が色々と出て来ますので、工夫し始めます。
不測事態でも対応できる自信がつきました。
(でも、「最短で」合格したい人は「2回分」が良いと思います。)
前日は、つまらないケガをしたくなかったので複線図化の復習をしました。
忘れている所がありましたので、やっておいて良かったです。
試験会場で「ガミデンキちゃんねる」を観て気持ちを落ち着かせました。
本番は15分くらい時間の余裕がありました。
動揺していたのかリングスリーブを間違えて圧着してしまいました。
すぐ、切断して修正しましたが、練習ではしなかったようなミスが出るものだと思いました。
周りの人は結構ギリギリまで手を動かしている人が多かったのと、要領が悪いなと感じました。(生意気…)
それが分かるのも「ガミデンキちゃんねる」で手をつける順番まで細かく教わったおかげです。
無料なのにここまで教えて頂きありがとうございました!
いい時代になったものです。
4 総括
・「ガミデンキちゃんねる」をまず観る。
・過去問集を繰り返しやる。
・分からないところは「ガミデンキちゃんねる」が教えてくれる。
・技能試験はタイムを計って万全で臨む。
・複線図化を1〜2分で出来るようにしておく。
・お金が結構かかるけど良い経験になった。
5 後日談
銅線を金属屑として売却できることを知り、売りにいきました。
770円でした。
そのお金で焼き立ての焼き芋を買って家族で食べました。
美味しかったです!
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(終わり)