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【随想】「THE W」を観て感じたこと

「THE W」とは、日本テレビで放送された、女性限定のお笑いコンテストのことです。

毎年、何となく観てしまいます。
このご時世にどうして女性限定なのか?
というのはあるのですが、
バラエティー番組に芸人が並んだときに、オジサンばかりだと考えも絵面も偏るし、
だからと言って女芸人は絶対数が少ない。
そこで肩書きを付ければ知名度のある女芸人が増える。
といったオトナの理由があるのかな、と(穿った目線で)見ています。

番組的には漫才ありコントありピン芸ありで、レスリングと相撲と重量上げを観てどっちが良い?という状態ではあるのですが、
種目が違っても単純にレベルの差があるケースもあり、この場合勝敗は明確です。

一回戦は安心して観られる人と正直まだ荒削りな感じを残す人がいました。
とは言えやはり決勝なので皆さん光るものがあり、笑うというよりは「その切り口は面白いなあ」という感じで偉そうに観ていました。

決勝戦はABCの各ブロックから勝ち抜いた三組による戦いです。

A組は「にぼしいわし」さん
noteでいわしさんの記事を読んだことがありますので少し肩入れして観ていました。
まさかのウンコネタでした。
でも、切り口、巧さ、演技力も素晴らしく、
最後は声を出して笑いました。

B組は「紺野ぶるま」さん
38歳のOLが20代の男子にセクハラを仕掛ける
設定。
これまた下ネタです。
メンタルが強そうなので彼女が優勝した暁には
痛々しいキャラを平場でイジられたら面白そう、という青写真が容易に想像できます。

C組は「忠犬立ハチ高」さんです。
初見ですが、一回戦で確かな実力を見せつけました。私的には一番面白かったのはこのコンビでした。
官能小説を書いてきたから聞いてくれる?というツカミ。
何と3組とも下ネタでした。
アホらしさ爆発で、演技力も高いし若いのに凄いなあ。
noterさんに例えるなら即フォローさせて頂くパターンです。

優勝は「にぼしいわし」さん!
おめでとうございます!

THE Wは出れば出るほど面白くなる傾向があります。
一方、M-1は出れば出るほど手の内が透けて見えて、不利になるので別の引き出しが必要になって来ます。
そういう意味で、女芸人は噛めば噛むほど味が出てくるような人が多い気がします。
オアシズ大久保さんやいとうあさこさんなどは最近益々面白いです。

にぼしいわしさんもコンビ名のとおりこれから益々良いダシが出ることだと思います!

↓いわしさんのnoteです。

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