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2024年中国国内小旅行(散歩) 回顧① 浙江省 湖州、杭州

(1/4に投稿した物と同じです!!操作間違いで削除してしまいました!!
 残しておきたいので、再生して再度投稿しています。
 あーやってしまった)

 先日、2024年の中国国内旅行を振り返りました。その中で、一人旅の散歩旅行3つについて思い出して綴ってみたいと思います。年越してしまいましたが、よろしくお願いします。

 まず、第一弾の浙江省の湖州、杭州です。

 2024年の労働節は5連休で、その前半の5月1日~2日に行きました。


ここに行こうとした理由

 私の住んでいる場所の近場で、面白い所はないかなといつも探していました。私の情報源はYouTubeが多いのですが、今回もやはりYouTubeです。

 最初の湖州は、新婚夫婦が世界中を新婚旅行をする動画で、お二人が中国の湖州を面白おかしく旅行されているのを見て興味を持ちました。私の家の割と近くだという事もあり、私も行ってみたいと思ったのがきっかけです。

 二つ目の杭州ですが、今回行ったのは有名な西湖ではありません。多分ほとんどの日本人の方は聞いたことがないであろう广厦天都城場所という所です。これもきっかけはYouTubeです。
 ひと昔前、パリの街並みを再現しようと、すごくお金を掛けて街ごと作った町があるとの事でした。町の中心に小さなエッフェル塔まで作ったのですが、予想に反し街が栄えず、家の価格も落ち、最初に家を買った住民から不満が出ている、といった様な内容だったと思います。
 普通の方はこんな所、行きたいと思わないと思うんですが、すいません、私は行ってみたいと思ったのです。

1日目 湖州 太湖古镇と月亮酒店

大湖古镇とは

 伝統的な江南古鎮に現代要素を融合した施設で、派手やかな小さい街といった感じです。
 飲食店が多いですが、様々なお店が軒を連ね、ところどころに小遊具やアトラクションがあります。
 大きな塔が中央に建っており、SNS映えしそうなスポットとして注目されている様です。
 家族連れで賑わっています。

 この辺り一帯が龙之梦旅游度假区という巨大な娯楽施設になっていて、この太湖古镇以外にも、巨大ショッピングモールや、動物園、テーマパーク、プール、リゾートホテル群、などがあるみたいです。

月亮酒店とは

 正式名は太湖喜来登温泉度假酒店というみたいですが、日本語で言うと、シェラトンホテルです。
 形状がユニークなのが有名なんだと思います。
 その他、このホテルの周りも公園になっていて、湖には遊覧船などが出ており、旅行客が割と多いです。
 もちろん、これをわざわざ見に来る外国からの旅行客は居ません。中国の人ばかりです。

まずはお昼の観光

 まず最初の目的地は上記の二つの場所ですが、この2つは割と近くにあり、なんとか歩いて行ける距離です。
 ただ、このエリアに行くのが難しかったです。労働節の連休の初日だけあって、高鉄の切符が全然取れないのです。

 こんな時は裏技です。中国の会社に派遣になっているという条件をフルに生かします。会社と契約しているリムジン会社にタクシーを頼みました。やや割高ですが、やむを得ないという事で頼みました。

 さて、最初の目的地の太湖古镇まで車で送ってもらいましたが、さすがご連休の初日!超渋滞です。確か、通常2時間くらいで行けるはずの所に倍以上かかったと思います。運転手さん、ありがとう。

 昼過ぎに太湖古镇に着き、早速まずは古镇を散策します。中国の人でごった返しています。外人はほぼいません。

太湖古镇の入り口。ごっついですね。

 いざ、入場です。入場にはゲートがあり、昔は入場にお金を取ったっぽいですが、今はただで入れました。

入り口は地図の右端。中央に塔がある。

 中は街になっていて、食べ物屋さんが多く並んでいました。こんなに食べ物屋さんばかり並んでいても、1人でそんなに食べないよね、とか思いながらブラブラしました。
 地図の中央下の池になっている所で、夜に花火を上げるとの事でした。

ここの一番売り??の塔。何重??

 塔は登れませんでした。写真の様な街並みがずっと続きます。中国の方はこういった所で家族連れで楽しみに来ている様です。

昼ごはんに馄饨(ワンタン)を頂きました。
全くテナントが入っていないエリアがありました

 不思議なのは、この湖州古镇の中でも栄えている所と、人が居なくて錆びれているエリアが両方あるという事でした。
 錆びれている場所は、テナントも出ていってしまい、廃墟の様でした。
 同じ敷地内でも店を出す場所が悪かったら、すぐ閉店ですね。


 一旦、この場所を離れて次の目当ての場所に移動します。歩いて行ける距離なので、歩いて移動。ちょっと遠かったかな、3.5km。

 見えてきました次の目的地、シェラトンホテルです。別名「月亮酒店(月ホテル)」です。この雄姿を見に来ました。

便器ホテル、便座ホテル、とも言われいているそうです。

 この近くは公園の様になっていました。やや高齢の方が多くいた様な気がします。

真ん中あたりにホテルがあります

 ちょっと疲れたので、一旦ホテルへ。
 夕方までにホテルで休み、再度夜景を見に出発です。
 ホテルはいつもの様にTripドットコムで予約。ここで予約したホテルだと、全く問題なく泊まれます。今回は下記写真のホテル。

康铂酒店(湖州太湖度假区店)の入り口

夜の景色を見に再び出発

 まず、昼に行った月亮酒店へ。

夜は中国らしくキラキラしていました。

 しばらくライトアップをボーっと観察して、さて、次は太湖古镇に再び行きます。バスに乗れたのでバスで行きました。

花火目当の人ですね
塔もきれいにライトアップ

 花火の前に腹ごしらえです。

特色!と書いてあったけどただの焼きそば。
池のこっち側にいっぱい人が居て花火を待っていました
花火!そんなに大規模ではなかったですが、きれいでした。

 このエリアの周りはホテルがいっぱい立っていて、バブリーな雰囲気です。まだ建築中のものもありました。

全ホテルが連動したイルミネーション


 もう二度とここには来たくないと思う理由が2つあります。
 以下に書きます

太湖古镇のなんだかなぁと思う所① 会場のレイアウト

 ひとつは会場のレイアウトです。
 花火は下の地図の囲んだ所から見るのですが、

白い部分が古镇、黒枠から花火を見る

 ここには、観客席がなく、ただの道路の歩道しかありません。下の写真の様に歩道はごった返しになります。花火の直前は動けなくなりました。

歩道は歩けなくなります

 そのくせ下の写真の様に、歩道の半分を露店が占拠していて混雑を助長しています。

アホちゅうか?ええかげんにせい、と思いました

太湖古镇のなんだかなぁと思う所② 立地と交通の便

 そして、もう一つがこの施設そのものの立地です。
 かなり変です、交通機関の設定もおかしかったです。

 まず、ここから出発するバスですが、花火が20:30から始まるのに、バスは17:00に終わってしまいます。
 花火は大勢の人が見るのに、その人たちが帰る交通機関がありません。

 何を考えているんだ??

 この施設の周りにリゾートホテルがいっぱいあるので、そこに泊まれという事でしょうね。
 施設を離れるには、タクシーか歩きしかありません。

 そして、この施設へのアクセスですが、下記の様に東西に各1本しか道がないです。そして、メインの道路へつながる信号が長いのか、大渋滞です。

 一本路なので、タクシーに乗っても結局大渋滞になるので、車内で待つしか無いです。約1時間くらいかる様でした。
 距離が長いので、やむを得ずタクシーを選択する人が居ますが、DD(タクシー配車アプリ)呼んでも全く運転手が応答しません。それどころか、バスの来ないバス停で待っている人に高い値段を吹っ掛けて乗せようとしているタクシーばかりです。あちこちで怒っている声が聞こえます。
 施設で楽しんだ後に、後味が悪すぎます。

 もう歩くしかありません。百度地図で見ると、私の予約しているホテルまで6.3kmあります、、、、

 しかたない、歩く決断をしました。4㎞くらい歩いたところで、渋滞がなくなったので、もう我慢ができず、残り2kmをタクシーに乗りました。

 超クタクタになり、ホテルに戻って就寝です。

 もう二度と行きません。

2日目 杭州 小埃菲尔铁塔(小さなエッフェル塔)

 二日目の目的地は杭州!!

 杭州と言えば西湖!なのですが、西湖は前の年に行ったので、今回は少し杭州駅から北に足を延ばして、「广厦天都城」という所に行きました。

广厦天都城

 パリの街並みを模倣して建設された住宅地で、町の中央に本場のエッフェル塔の3分の1の大きさのレプリカがあるのが、有名です。
 周辺にはシャンゼリゼ通りを模した通りやフランス風の建築物が広がっています。
 2000年代に建築され、当時は高級住宅地として計画されたみたいですが、思うように住民が集まらず、非常にさびれた感じになっているとの事でした。

いざ、小エッフェル塔を見に!

 湖州のホテルからタクシーで30分くらい(だったと思う)、湖州の高鉄駅へ。そこから高鉄で杭州東駅へ。
 杭州東駅から地下鉄に乗り、約40分で着きます。黄鶴山駅という所で降りるとすぐ近くです。

 近づいてみると何やら工事中でフェンスに囲まれていました。

 工事中でした!!

??フェンスに囲まれている、、、
こんな感じでしか見れませんでした
格子の中に携帯を突っ込んでパシャリ

 掲示などを見ましたが、改修しているのか、壊そうとしているのか、よくわかりませんでした。

 エッフェル塔を右に見ながら塀沿いにしばらく進むと、今度はパリの街並みが現れました。

遠目で見ると綺麗ですね

 遠目で見ると綺麗ですが、建物の屋根などは剝がれている所が多く、下の写真の様に噴水は全部停止。

デザインはヨーロッパ風

 地面も剥がれたまま修理できていないところが多く、いかにも公共資金不足感が出ていました。
 人が住んでいるので、ゴーストダウンではないけど、高価で家を買った方はなかなかやるせないかも。
 メインの通りも人通りは少なく、のんびり、のどかな感じでした。

SNS映えを狙ったと思われる女子集団が1グループだけいました

 塔の反対側にずっといった所に大きな建物があるっぽいですが、電車の時間もあるので、断念して、帰路につきました。

この二日間の結論

 いい散歩でした。

 特に一日目は歩いた~。疲れた~。


 以上でした。

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