HSK5級を目指している時、やっていた勉強内容を思い出して書きます
現在HSK6級を目指して勉強中の中国駐在派遣員です。
前回、HSK6級を目指している今、実施している勉強法を記録しておこう、という事で書きました。
今回は、もうちょっと以前に戻って、HSK5級を目指していた時にやっていた勉強内容とそのボリュームを思い出して書こうと思いました。
今でだからこそ言える、この方法は良かったんじゃないか、あまり意味がなかったんじゃないか、という事も併せて書いておこうと思いました。
HSK5級を目指していた時期
HSK4級合格が2021年6月、その後、勉強してHSK5級に合格したのが2022年の9月。
1年3か月かかりました。
早いのか遅いのかわかりません。49歳のおっさんになってから本格的に中国語を始めた割には、まあま順当に進んだんではないかと思っております。
1年3か月の間にやってきた内容とボリュームを書いて行くのですが、忘れてはいけないのが、この時期がコロナの時期であったという事です。
思えば、2021年の8月に一時帰国した時は、中国に戻って来て、なんと4週間もホテルと自宅に隔離され、外出ができませんでした。
2022年の4月5月は上海ロックダウンがあり、その影響を受けて、約1か月間、全く外出ができずに部屋に居る時期もありました。
中国語を勉強するのに時間がたくさん作れた大変貴重な時期でもありました。
その他の時期も積極的に表に出ていけない時期であったので、土日も比較的中国語の勉強に集中し、多くの時間をあてられた時期だったと思います。
今、この勉強量を作るのは、正直難しい。
HSK4級合格後のHSK5級に対する感覚
今でもよく覚えていますが、HSK4級合格した直後に、HSK5級のテストの過去問を実施してみました。
まあ、ヒアリングは何を言っているのか、さっぱり聞き取れませんでした。これはきついな、、、こんなの聞き取れる様になるんだろうか、、、と思った事を思い出します。
HSK5級の教科書を予習してみても、知らない単語が多くて、予習にやたら時間がかかりました。文章も結構難しいと感じました。
(でもHSK5級合格後のHSK6級の時は、この時の数倍の壁を感じました)
最初ちょっと尻込みしましたが、時間もあるし、と思い、踏み出せたところが良かったと思っています。
HSK4級合格の後、やってきた事
HSK4級に合格してから、やってきた事とそのボリュームを書きます。
対面の中国語教室
週に1回、1回2時間、中国語教室に通って、一対一で対面でやっています。
この頃使っていたテキストは順に
①我们的汉语教室 初级(三)
②我的汉语教室 中级(一)(二)(三)
です。どちらも中国国内で日本人向けに教える為の教科書みたいです。
①は日本でも買えそうです。②は中国でもたぶん絶版になっていて、日本で入手するのは難しいと思います。
これらを順番に先生に教えてもらいながら、内容を順に進めていくと、それなりに少しずつ中国語が身について行ったような気がします。いい教科書だったと思います。
これらの教科書は独学ではちょっと難しいですね。先生に教えてもらいながら勉強するテキストと思います。
Webの中国語教室①HSK向け勉強
週に1回、1回50分、Webの中国語教室でHSK向けの教材を使って勉強を進めてきました。HSK4級を合格してから、1年3か月かけて実施していました。
これも独学では効率悪いのではないでしょうか。webでも良いので、先生に教えてもらう方が良いと思います。
上に示したのHSK5標準教程の上下を実施しました。
本文を読みながら、訳したものを先生に聞いてもらい、問題を順に解いていく感じです。
Webの中国語教室②ビジネス中国語
週1回、1回2時間、①とは別にビジネス中国語も習っていました。
テキストは、新丝路 中级速成商务汉语です。
やり方は①と同じですね。
Webの中国語教室③フリートークで会話練習
これを週にトータルで2時間くらい実施していました。
現在の勉強内容と同じで、以前のnoteに書きました。
これが楽しいと、自然と学習意欲がわきます。
テキストでの中国語の文章を読む練習
文章を読む勉強もしました。私は下記のHSK長文テキストを持ちいて勉強していました。
文章が100あるのですが、自分が興味あるやつから読みました。結局40くらい読んだ段階でHSK5級を受けてしまったので、全部やらなかったです。
(しかし、6級の勉強の時に全部読みました)
この段階まで来ると、一つの読み物ですので、興味ある文章は面白く読めます。HSK4級くらいまでは、例文がつまらないので、なかなか文章を読む気が起こらなかったですが、少し中国語勉強してきて楽しさを感じたのを覚えています。
携帯アプリでの学習
携帯のアプリも使いました。
この頃使っていたのは下記の「Super Chinese」です。
数か月単位で課金して使っていたと思います。
あまり覚えていないですが、私が使っていた時、まだ上級まで出来上がっていなかった様な気がします。
なので、途中でこちらを使うのをやめて、下記の「Super Test」に乗り換えました。
長く使えるので、永久会員で入りました。一回支払いしてしまえば、永久に使えます。私も今でも使っています。お安いと思います。
単語の勉強に良いと思います。それぞれの単語に例文が付いていて、音声も出るので、ヒアリングの勉強にもなります。
後で書きますが、これを使ってシャドーイングをするのが良いと思います。
中国語歌を覚える
これは趣味の領域ですが、中国語の歌を覚えました。
日本人の人が聞いてもウケる様に、日本の歌の中国語カバーを中心に覚えました。
歌に出てくる単語がその後の勉強で出てくると、嬉しくなったのを思い出します。
そして、週末、ジョギングをしながら歌を聞いて覚え、カラオケで歌ってストレス発散にもなりました。
上記はHSK5級合格後に覚えた歌も全部含んでますが。
あんまり役に立たなかったと思う勉強法
短期間で中国語がうまくなった方の動画や投稿を見ると、
「とにかく生活環境に中国語を置いて、浴びる様に中国語を聞く事」
という様な事をよく聞きます。
意識して聞いていなくても、ラジオ放送などを流しっぱなしにして、絶えず中国語が聞こえる環境にまずする事!という様な事だそうです。
ただし、私はこれは合いませんでした。当時の私には効果があまり無かったと思います。
やはり、意味も分からず、単に音を聞いても、それはただの音。中国語が聞けたり話したり、できないと思います。
私が思うに、これはもっと上の実力がある方、ひょっとしたら今の私と同等か、よりも上の人がやると効果があるのではないかと思います。HSK5級を目指す段階では少し早いのではないかと私は思いました。
HSK5級を合格した時の感覚
HSK5級は合格しましたが、この時はまだ、通常の会話で少し聞き取れるものの、ほとんどしゃべれない感じだったと思います。
やはり教科書中心で勉強していたので、話す能力が相対的に遅れた様に思います。
もっとこうしたら良かったかも、と思う方法
HSK6級を目指すようになってから結構やっているのですが、やはり
シャドーイング
が効果あると思います。
自分が発音できない言葉は聞き取れないと良くWebで聞きますが、そう思う様になってきました。
この時期にやるのは、上で紹介するアプリの「Super Test」を使用し、
・その単語の例文を字を見ずに何を言っているのか聞き取ってみる
・わからなければ、本文を見て、聞き取れていないのか、単語を知らないのか確認する
・自分で音と合わせて字を見ながら読む
・音だけを聞いてシャドーイングする
というのを繰り返したらよかったんじゃないかと思います。
ざっとの勉強時間と合格後の感覚
以上、やってきた事をまとめました。
曜日別に言うと、
平日: 毎日30分程度アプリでの学習
内、週1回50分Web教室でHSK向け勉強
土曜日: 中国語教室2時間、予習復習2時間
中国語歌を聞きながらのジョギング1時間
その他含めて、5~6時間くらい勉強
日曜日: Web中国語教室でビジネス中国語2時間
その他含めて、3時間くらい
を1年3か月くらい続けた感じです。
もちろんダレたときもありました。その時は無理せず、お休みしました。
隔離やロックダウンの時は毎日上記の日曜日くらいの勉強量だったと思います。
この勉強量で、この合格までの期間です。年齢も加味して、効率的だったかどうか?は良くわかりません。
私もまだHSK6級を目指している段階で、偉そうな事は書けないのですが、この少しの経験でも共有出来たら嬉しいです。
これからHSK5級を目指す方の役に立てば幸いです。
以上、記録および今日の日記でした。