2024年中国国内小旅行(散歩) 回顧② 江蘇省無錫江阴市 天下第一村
2024年の小旅行(散歩)回顧の第2弾です。
今回は5/3~5/4に行った無錫の江阴市の华西村(華西村)です。天下第一村と呼ばれています。ここに行った事を思い出しながら書いておきたいと思います。
1日目 华西村(天下第一村)
华西村について
「中国一の金持ち村」として、知られており、中国の経済改革と発展の象徴とされている村です。
かつては貧しい農村だった様ですが、1878年からの改革開放路線の元、呉仁宝さんという強力なリーダーが「集団経済」というシステムをつくり、鉄鋼業などを発展させたとの事。2010年には年間売り上げが6000億円にも達したそうです。
ただ、それも長く続かず、2023年には負債8兆円、村営企業は「20円」で売却されるなどの状況で、経済破綻した村です。
村の中心に72階建てのホテルがあり、その中に今回私が見たかったものがあり、行って来ました。
华西村までの道のり
まず高鉄で無錫駅まで行きます。
無錫から地下鉄で約45分北に行き、バスに乗ります。
バスはいくつかルートがあるみたいですが、私は地下鉄で南門駅という所まで行き、そこからバスを乗り換えて行きました。バスは50分くらいかかりました。何番に乗ったか忘れてしまいました。
天下第一村に到着
やっと着きました。とりあえず記念写真。ホテルまではブラブラ散歩がてら歩いて行きました。
門から街の中央まで歩いて行きます。東南門からのメインの道の両端にはすごく高級そうな一軒家が並んでおり、町の中でもかなり裕福な方が住んでいたんだと想像させます。
メイン通りから少し入って、同じような家が並んでいる所へ入りました。表へ出ている人は少しでしたが、空き家になっているわけではなく、全部埋まってはいる感じでした。
街を歩くと、道路の損傷も目立ちます。しかも長い間修理していない感じです。さすが経営破綻した町、公共物に使う予算がないのでしょう。今後、大変そうです。
目的のホテル!!
ホテルに着きました。ホテルの名前は、江阴龙希国际大酒店です。
バブルの象徴の様なホテルです。
中に入ると、一階は展示場の様になっていて、いろんなものが飾られていていました。呉仁宝さんの絵とかもありました。
そしてそのままこのホテルに泊まります。1泊10,000円くらいしました。確か五つ星ホテルだったと思います。
ホテルそのものは結構活況で、多くの人でにぎわっていました。
チェックインをして、一番の目的へ。
一番の目的の金牛とご対面
今回の一番の目的はこの純金の1tの牛の像を見る事でした。
ご対面~!!
今、金おいくらですか?14,000円/g?とすると140億円?
観光する人もあまり多くなく、急かされることなく十分に眺めさせていただきました。
これ以外にも別の金の置物などが多数ありました。このフロア以外に3,4階くらいテーマ別に展示があり、そちらも楽しめます。
夜ご飯は近くの普通の食堂で中華丼みたいな丼物を頂きました。18元だったと思います。安っ。
そして夜はビルもきれいに電飾されます。
で、就寝となるのですが、実はこの時点で次の日はどこに行くのか決めていませんでした。
中国版TicTokを見ていると、このホテルの近くに华西公园という遊園地がある事を発見しました。
二日目はそこに行く事にしました。
2日目 华西公园
まずは腹ごしらえです。70回の回転展望レストランでバッフェでした。华西村を一望しながら朝食を頂きました。
华西公园について
前の晩に見つけて行くことを決めたくらいなので、全く予備知識はなく、どんなところか知りませんでした。
世界旅行を疑似体験出来るように、世界の有名な建物を作ったテーマパークでした。建物は、天安門、万里の長城、エッフェル塔、自由の女神、などなどでした。
それだけではなく、ガラスの大きなつり橋があったり、アトラクションやゲームコーナーなどもあり、子供たちに人気がでそうなものを、コンセプトも何もなしにとにかく寄せ集めた様なテーマパークでした。
华西公园へ
ホテルからタクシーで华西公园へ。5分くらいで着いたと思います。
後の写真を見ればわかりますが、客はまばら(連休の真ん中ですよ)、設備は一応全部動いている様でしたが、どれも色あせており、ひと昔は人気があったけど、勢いがなくなった施設、という感じです。
お金持ちがバブリーな時に趣味で大金はたいて作ったよ!という感じ。
中に入ると、有料のロープウェイがあり、それで丘の上まで上がります。
下の写真がつり橋と万里の長城(のミニチュア)。まずはつり橋へGO!
ガラスのつり橋を渡りましたが、風が強く、橋が揺れが激しかったです。一枚一枚のガラスの大きさがそこそこあり、ガラスの真ん中に差し掛かると手すりに手が届かなくなります。
風が強くかなり橋が揺れるので、
・ガラスにも相当負荷が掛かっているんじゃないか?
・ガラスは合わせガラス(中に樹脂が入っている)ものなのだろうか?
・もしかしたらただの強化ガラスだろうか?
・もし、ただの強化ガラスだと、車のサイドガラスの様に”ボン!!”と一瞬で粉々になるのではないだろうか、、、
など考えるとすごく怖くなりました。
こんなところで命を無くしたくないものです。
帰りは万里の長城を歩いて戻ります。
ただ、この公園、管理が全く行き届いていません。そこら中、ごみだらけです。
売店も開いてなくて廃墟みたいになっていているし、お客もパラパラでした。村と同様に昔は繁盛していたみたいですが、今は見る影もない感じでした。
という事で、小雨も降ってきた事だし、华西公园もこの辺にして、次に行く事にしました。
江阴外滩
ついでに江阴外滩という所に寄りました。
長江を見る為だけに行きました。
华西公园からバスで45分くらいで、もよりの地下鉄の駅へ。そこから地下鉄で北に15分程度行った所です。
そして帰宅となりました。
今回のルートです。
この二日間のまとめ
金の牛はすごかった!
以上でした。