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雲南省旅行記②丽江(麗江)編 玉龍雪山に登らないのか!?ガーン‼
この春節に雲南省に行って来たその記録です。
前回準備編を書きましたので、ここから3回は旅の記録編です。
まずは麗江編です。
麗江に到着、まずは麗江古城へ
旅行一日目です。
上海の浦東空港から、麗江の空港へ飛行機で移動です。
空港ででガイドが待っていてくれて、無事に落ち合いました。車で麗江古城の近くのホテルまで向かいます。
先にホテルにチェックイン。本日は麗江古城の観光のみです。
麗江古城とは、この地のナシ族によって建設された古い都市で、世界遺産に登録されているとの事です。
この古城は城壁に囲まれているわけではなく、古城の周辺のどこからでも中に入る事ができます。
ちなみに今回のガイドさんも運転手さんもナシ族です。ナシ族に独自の言語があり、普通話と違うので、全く聞き取れません。
古城というので、古い街なのかと思いきや、建物の1階はどの店も今どきに改装されていて、全然古城の様な感じがしません。
道路だけは、昔の石畳になっていて風情を感じますが、店の並びを見ると私の地元の観光地と同じ様に見えます。
う~ん。全然世界遺産の様な気がしません。
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古城は傾斜部にあり、坂道が続きます。坂を上っていくと見晴らしが良い所もあり、そういった所にカフェがあったりして、観光客達がゆっくりお茶などを楽しんでいました。
建物の二階には、歌手が窓際に座って歌を歌っており、賑やかでした。夜はそのまま酒バーになり、もっと近くで歌が聞けるようです。ただし、お酒は値段が高いとの事。
中国人が良くやる楽しみ方ですが、いろいろな民族の衣装を着て、それで街中を歩いたり、記念写真を撮ったりします。その為の貸衣装屋さんが至る所にあります。衣装を借りるとともに、がっつり化粧もします。写真撮る時はポーズもバッチリ決めます。本当に楽しい様です。
この麗江古城では、ナシ族の街なので、ナシ族の衣装を着るんだろうと思っていたら、そうでもなく、それぞれいろんな民族の衣装を着ています。
それなら、わざわざここに来る意味あるの??と思いながらも、気にしない事にします。
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お昼なので、早速、お昼ご飯を頂きます。
ガイドに案内された店で、当地のものだという料理を頂きました。
雲南はキノコ類が豊富で、松茸を含めていろんなキノコがたくさんあり、キノコ料理が充実していました。
メニューの写真を撮るのを忘れて、料理の名前が分かりません。
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食事後、麗江古城の中を散策。
やはりキノコを売っている店も多くありました。
松茸は時期が違っていて、生のものはありませんでした。残念。
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なんと、今日のガイドはここまでという事で、夕食は勝手に食べてくれとの事でした。店だけ紹介されて、後はよろしく、という感じでした。
まあ、それも良いか、という事でガイドと別れて自由に散策します。
昼食の後、適当に古城内を散策した後、古城の外の市場にも行って見ました。
現地の人は春節は自身もお休みしてしまう為、店が開いていないかもとガイドが言っていましたが、まずまず開いていました。
屋台村みたいな部分を通り過ぎると、奥は現地の人向けの野菜や果物の市場になっていました。
大きなマンゴスチンが売っていたので、購入して頂きました。大変おいしかったです。
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一旦ホテルに帰り、1時間くらい休憩後、夜の食事と夜の散策に出かけます。
昼に紹介された店に行かなくても全然大丈夫だと思うのですが、律儀に行きました。
纳西农家腊排骨火锅(ナシ族スペアリブ鍋?)と言うおいしそうな鍋料理を頼んで、それにキノコを2種類加えて頂きました。
加えたキノコは羊肚菌(アミガサタケ)と松茸菌(マツタケ)を選びました。これだけで200元(4,000円)の追加です。
松茸はたぶん乾燥させたものを水で戻したんでしょう。香りは全くしませんでしたが、食感はちゃんと松茸でした。
羊肚菌は下の写真の黒い色の物ですが、特に特徴なく、別になくても良かったと思います。
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腹ごしらえした後は、夜の麗江古城を散策。
ライトアップされていて綺麗にされています。人通りも多くなり、酒バーからの歌声もボリュームアップ、活気が出てきていました。
私たちはまた高台に行きたかったですが、道を間違えて変なところに出てしまい、酒バーにも寄らずにそのまま帰る事にしました。
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以上、一日目は麗江古城だけ、というスロースタートでした。
いざ、玉龍雪山へ、と思ったら
二日目スタートです。
旅行のメインの玉龍雪山へ。私はてっきり、ロープウエイで4,600mの所まで登るのとばかり思っていました。
でもこれから向かう甘海子という所は、山を遠くから眺める為の場所の様です。
「え~!!山の上に登らないの!!!」と言うと、手配書がそうなっているとの事。確認したら、確かに登らない予定になっています。
私が最初に見つけてきた他社の旅行会社のツアーでは、ロープウェイで山の上に登る予定になっていますが、それをいつも頼んでいる旅行会社に頼んだ時に若干違う予定になっていたようです。
見知らぬ地名が載っていて、良く調べないと分からなかったという所と、同じように手配してくれているハズだとの思い込みが招いたミスでした。
ガイドにロープウェイのチケットの確保を依頼しましたが、既に本日分のロープウェイのチケットは売り切れで、今日は登れないとの事。
私達はかなりがっかりして、手配書通りの観光ルートを進む事になりました。同僚に申し訳ない。
玉龍雪山を望む藍月谷へ
それで、我々は予定通り、玉龍雪山を綺麗に見られるという藍月谷という所に向かいました。
向かっている途中で、今後必要になると思われる高山病の薬と酸素の缶を購入しました。薬は青、白二本あり、一日一本、二日間分あるとの事でした。
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藍月谷に行く道は一本道で、渋滞がひどく、駐車場に行くのに30分以上かかりました。
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バスターミナルの様な所に到着。ここから、玉龍雪山の上行のロープウエイ乗り場まで行くバスや我々が行く藍月谷に行くバスなど、様々な方面へ行くバスがありました。
とにかく広くて、どこに行けばチケットが買えるのか、初めてだと相当迷ったと思います。時間を無駄にしたくなければ、ガイド必要ですね。
一応確認の為、玉龍雪山行きのロープウエイのチケットも確認しましたが、3つのロープウエイのチケットは全て売り切れと表示されていました。残念。
という事で藍月谷行のバスのチケットを購入して、いざ出発。
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乗り合い電動車で藍月谷の中心部まで行き、そこからは歩いて散策です。ここの水はかなり綺麗で、透明度が高かったです。
そして、この湖を遠目から見ると、藍く見えるのです。綺麗。
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という事で、玉龍雪山には登れませんでしたが、遠くから綺麗なお姿を堪能させてもらい、藍月谷を後にしたのでした。
ナシ族の村「白砂村」でお昼ごはん
その次に向かったのが、ナシ族の村「白砂村」という古鎮?です。
ここも文化遺産って言っていた様な気がします。
麗江古城と同様、道は石畳で歴史を感じますが、店構えは新しく、全然文化遺産には見えません。
売っているものも他の古鎮と大して変わり映えしないのですが、人はいっぱいです。
中国の人はこんな雰囲気が本当に好きですね。
私たちはどこも同じに見えてしまいます。
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その辺の適当な店でお昼ご飯。
当地の料理を中心に、という事でガイドが頼んでくれた料理です。
左から 干煸洋芋丝(ジャガイモの細切り炒め(揚げ?))
炒爪尖(なんかの野菜の芽の炒め物?)
火腿炒小蘑菇(ハムとキノコの炒め物)
です。
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虎跳峡(こちょうきょう)へ
食事が終わったら、今後は虎跳狭という所に行きました。
白砂村から車で二時間くらい走ったでしょうか。
虎跳狭は長江の上流部分にあたり、深さ3,900mという深い渓谷になっています。そこで川の幅が急に狭くなり、流速が急に上がった結果、巨大な渦や急流が生じている所です。
その流れの真ん中に大きな石があり、そこを虎が飛び越えたという伝説があるので、虎跳狭と呼ばれています。
現地は渓谷になっているので、駐車場から約2,000段の階段を下りて行って、見たら登って帰ってくるのが従来の本来のルートらしいですが、最近エスカレーターが完備されて、それで上り下り出来るようになりました。
老人や体力のない方も見に行ける様になっています。
入場料が45元に対して、エスカレーター代が70元もして、エスカレーターの方が高いです。エスカレーター代はツアーの料金に含まれていませんが、我々は迷わずエスカレーターのチケットを買いました。
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一番下まで行くと、激しい激流が見れます。
水量はこの時期少ないみたいで、水は青色をしていましたが、水量が多い時は水が茶色くなり、激しさも相当増す様です。
写真ではなかなか伝わらないですが、行った時でも十分に迫力がありました。
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麗江観光終了、香格里拉(シャングリラ)へ
この虎跳狭が麗江なのかシャングリラなのかは正確にはわかっていないのですが、この後シャングリラ市内へ移動となりました。
この先、大変な目にあうとはこの時、思いもよりませんでした。
つづく