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浮世絵とアニメと不気味の谷

ReHacのアニメに関しての対談で思っちゃったこと。
取り留めのない話です。興味のある方は、対談動画を見てください。

日本はデフォルメ、西洋は写実?

浮世絵の動きを一瞬で切り取ってデフォルメする手法は、リアルを追求した西洋画とは違うアプローチだという話は、なかなか興味深いものです。

輪郭線や雨や波を描くというのは、アニメで見慣れていたから違和感なかったのかな?この辺は墨絵がベースにありそうな気もします。

無い物を初めて見て共感した時は、ビビっただろうな。
ゴッホもビックリしたんだろうな!
チ。みたいに、美術史も漫画にして欲しいなあ。

擬音文化

デフォルメや記号化は、音の視覚化にも応用されていますね。
英語にも爆発のBOOMとか擬音はありますが、日本の多様性は凄いです。
ギャートルズ、ウンチャ砲、コエカタマリンなど、そこから発生した声を実体化するのも日本独特の擬音文化の発展形ですね。

ゲームでも、モンストなどでヒット時に擬音の視覚化を使ってますね。
擬音文化についても世界レベルで調べてみると面白いかも。

日本は目、西洋は口。

日本では「目は口ほどに物を言う」という諺にもあるように「目で感情を読み取る文化」で、アメリカは「口で感情を読み取る文化」ということも語られていました。
確かにアメリカ、特にカリフォルニアでは、口を大きく動かして発生することが求められました。でも、東部とか英国流英語はあんまり口を大きく動かさない気がする。。。多民族国家では言葉が重要だけど、日本の鎖国的な文化では目で語るとか、なかなか興味深い説ですね。

人間は、まず、目を見て顔だと認識しているというのは頷けます。
口や鼻を省略しても、○に点が2個あるだけで顔だと認識していますもんね。

目を大きく目立つように描く日本アニメは、ドラゴンボールやセーラームーンまで、なかなかアメリカでは受け入れられなかったと聞いてますが、フランスでグレンダイザーが爆発的な人気だったり、2000年ごろ、メキシコやイタリアなどでクレヨンしんちゃんやドラえもんのグッズが町にあふれていたのを見ると、西洋の国々でも受け入れられ方が全然違うと思います。

この辺を推理して調べてみるのもワクワクします。

不気味の谷

不気味の谷についても語られていました。
ロボット工学者の森氏が書いたエッセイが元になっていて、人は人間に似た物に交換を持つが、人間に近づき過ぎると不気味さを感じ、更に近づくと好感が持てるようになるというものです。

人間に似てるけど、少し崩れているのは不気味です。
ゾンビや幽霊や化け物は、人間を少しだけ崩して不気味にしています。

目が手についていたり、顔の皮膚が無かったりというのではなく、微妙に花が大きすぎるとか、目が少し離れすぎているというバランスの悪さは不気味さを生み、ホラーゲームや敵を作る時に有効です。

動きや声、環境音についても、不気味さを感じます。
この辺も、色々研究すると、面白いと思います。

著作をGET

対談している氷川さんに興味があったので、本をGETしました。
これから読んでみます。


興味のある方は、対談動画を見てください。

誰かの参考になれば幸いです。

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