【詩】Helping hand
窓から見える夜の灯り
天然温泉の文字が照らされている
青になって動き出す世界
腫れた瞼を風が優しく撫でる
震える声が芯から冷えた身体にこたえた
朝 窓に立って目をつむってみる
差し込んだ光よりも
もっと眩しくなった
散々傷付けられた言葉の一つ一つが
頬から流れる涙にしみて
余計に痛かった
太陽がいつにも増して優しく包み込むので
今日はもたれ掛かって
甘えてみようと思った
何年か前かの今日を思い出して
捨てたい過去を消したくなった
今日と今日を結び付けては
空いた隙間にチョコレ