わたしの中にも朝焼けはある
みなさんこんにちは!
noteは随分とご無沙汰してしましました。なんと5ヶ月ぶりの更新です。その間、わたしは東京から長野に移住し、森暮らしになりましたー!わー!パチパチ!(自分で拍手)
そしてそして、10月9日には服部みれいさんとの共書「わたしの中にも朝焼けはある」が発売になりましたー!(わーー!きゃーー!)
2022年の夏、岐阜県美野市にみれいさんを訪ね、彼女のハーブガーデンでの思い出を絵に残したことが、カズテラモリ誕生のきっかけとなりました。その一月後、今住んでいる森の近くに滞在した時から毎日、誰に見せるでもなく、絵日記を描くようになったのです。
絵を描き始めてすぐに
「かずちゃんの絵に言葉を付けたい」
みれいさんから小さなつぶやきのようなオファーがあり、自然の流れにまかせていたら、書籍「わたしの中にも朝焼けはある」は完成しました。出版社が決まった頃、オラクルカードか詩画集という本の形にするかという2つの選択肢があり、オラクル的なことばと詩と、みれいさんが両方のサンプルを書いてくれたんです。結果、ぶっちぎりで詩によって絵の世界が縦横無尽に自由に広がっていくのを感じて、満場一致で詩画集という形になりました。
タイトルにもなった「憧れの秘密」という詩をご紹介したいと思います。
憧れの秘密
あの人が好きっていうことは、
あの人のすばらしさが
わたしの中にも確かにあるっていうあかし
わたしの中にも 朝焼けはある
この詩には思うことがある。
私が服部みれいさんという方を知ったのは、30歳の頃だったと思います。書店やセレクトショップに置かれたmurmur magazineの表紙のおしゃれさに惹かれ、書かれているセルフケアの内容の深さにに度肝を抜かれ、こんなバランス感覚の人がいるのか⁈と驚きました。驚きと共に出てきた感情は、嫉妬、だったと思う。その時の自分にとって、みれいさんは自分が目指したかった姿でもあったのです。じゃあ素直にそのポジションを目指せば良いのに、「冷えとり?靴下履くことでしょう?かっこわる!」とみれいさんが伝えていたことの本質を知りもしないで反発し、素足にビールを履き、夏はビーサン。どんどん自分を冷やしていった30代でした。(みれいさんを冷えとりの人みたいに言ってますが、実のところ実に実にパンクでかっこいいお姉さんだったのです!と知るのはまだ先のこと)
40代になり、深刻な冷えを治そうと植物療法や中医学に頼りましたがなかなか解決しないまま更年期を迎え、かなりしんどい日々を過ごしていた私。折しも世界はパンデミックに突入し、有り余る時間の中で本気で自分に向き合った時、服部みれいさんの「冷えとりスタイルブック」を読み、進藤義晴先生の「冷えとり健康法」の本を買い、20年越しで’冷えとりとは靴下を重ねばきすることではない’と知ったのです。
それから冷えとり健康法に爆進した私の人生はあれよあれよ展開していき、着ぐるみを脱ぎ、今、森に住んでいます。(はしょりすぎですが、まさにそんな感じなのです!)
改めて「憧れの秘密」を読むと、あぁ、あの時わたしの中にあったのはみれいさんへの憧れだったのだ。そしてその種はしっかりと私の中にあり、温めさえすれば発芽するだけだったのだと、わかります。
みれいさんの詩を読むと、これまで生きてきて「ちくっちくっ」と痛かった思いや出来事、そしてこれから起こるだろう変化や死に対しても、いろんな年代のわたしが、同時に癒されていくのを感じます。
本について、また、みれいさんとの不思議なご縁についてはまだまだ語れること満載なので、11月9日、東京表参道にある青山ブックセンターで開催されるみれいさんとトークイベントで、たっぷりとお話ししたいと思っています。
【11/9 (土)】『わたしの中にも朝焼けはある』刊行記念
早坂香須子 × 服部みれい トークインベント&サイン会
日程 2024年11月9日(土)
時間 18:00〜19:30
開場 17:30〜
料金 入場料1,650円(税込)
青山ブックセンターは、私が20代の頃から海外のファッション誌やアートブックを探し求め、通い詰めた聖地のような書店であり、四半世紀を経て、その聖地でみれいさんとお話しできるとは。私たちはみんな奇跡を生きていると、思わずにはいられません。
この記事の最後に、私の好きなみれいさんの詩を一遍、残します。(そして音読します。みなさんにもぜひ、声に出して読んでもらえたら嬉しいです。)
わたしの平和宣言
起こっていることが
100%完璧であると
受け止めることに決めた
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