面の皮をぶ厚くして生きる
渡英後、もう何度恥ずかしい思いをしてきたことか、数え切れない。
英語がわからない、
英語が伝わらない、
何度も聞き返して、しまいには諦められる、
文脈全然わからず頓珍漢な返答してた、
関係ないわと聞き流してたら、貴重な話題のフリを逃して後悔する、
言語の拙さ故に思考回路まで幼く見られる、
日本ではお茶の子さいさいのことでも時間がかかる上にショボい、
相手にも気まずい雰囲気にさせる、、、、など
他にも、滑稽に見える振る舞いがあるんだろうなぁ。
「もどかしい」「悔しい」「むしろこっちに合わせてくれ」と思うよりもまず反射的に、「恥ずかしい」「情けない」と思ってしまうのは、恥の文化・ニッポンをバックグラウンドに持つ性なのだろうか。
それとも、「自分はもっとできるのに」「尊重されるべき」というプライドから来るギャップなのか。
欧州や英語圏で生まれ育ってきた人や、マルチバックグラウンドでたくましくキャリアを築いてきた人とは(少なくとも今すぐには)同じようにできるはずがないので、恥を原動力に変えつつ、厚顔無恥さを身につけていく。
誰かを傷つけているわけでもなし、自分が自分に苦しめられずに生きていくための心構え。
穴があったら入りたい!という経験は、きっとこれからも数多くあると思うけど、後で笑ってネタにするべし、くらいの気概で。