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素敵だなぁ、と思った英語表現

日々、英語の語彙力の足りなさにもがきつつも、素敵な英語表現に出会っては、書き留めている。その中からいくつかを記しておこう。

Great minds think alike ー ともにドヤろう

日本語に直訳すると、「賢人は同じように考える」となるようだが、ニュアンスとしては「同じアイディアを考えていたね、さすが賢い私たち!」という感じだろうか。

会議や会話で似通った案を同時に出したときや、同じような内容のメールが双方で行き交ったときなどに、さっと使うのが小粋なのだ。

「あっ、ちょうど私も同じことを考えていた」とかぶせるよりも、”Great minds think alike”と応じる方が洗練されていると思わないかい?


You made my day! ー 感謝の言葉を重ねる

英語は、感謝を表す言い回しが豊富だ。"Thank you" "I appreciate it" "I am grateful for XYZ" など、相手や場面に応じて使い分けができるのも楽しい。

相手が自分のためになにかをしてくれたときには、"You made my day!" と続けて、「あなたのおかげで、私にとって素敵な一日になりました」と感謝の気持ちを重ねられるのが良いなと思う。言われた方も嬉しくなるもの。

余談だが、”Cheers"に「ありがとう」の意味を含むイギリス英語、便利である。男性からよく聞く印象だが、女性で使っている人も一定数いる。


I'd be more than happy to ー 喜んでやりますとも、あなたのためなら

なにかの行動が必要なとき、「喜んでやります」を意味する"I am/would be happy to xyz" をさらに強調して、"I'd be more than happy to xyz" と快く受けられたら気持ちが良いなと思う。

単に、"I’ll do it" "Let me do it" "Leave it with me" と受けるより、「ほかでもない、あなたのために喜んで」というちょっと大仰な積極性が出せるのだ。

しかし、文脈やトーンによっては「本当はやりたくないけど、どうしてもというならやりますよ、いいんですね?」という嫌々感も出せるので、表情や声色を組み合わせて駆使することが大事。


If you celebrate ー 習慣のない人にも配慮を

年明けにメールボックスを開くと、イギリス人のシニアリーダーから部門全体に送られたメッセージが目に留まった。

"I hope all of you, and your families had a wonderful break, rest and celebration (if you celebrate)."

「あなたと、あなたのご家族のみなさんが素晴らしい休暇、休養、そして祝祭を過ごされたことと願っています」という挨拶文にでもなろうか。
「祝祭」という訳語が適切かは自信がないものの、季節柄、祝いの対象は色々ある。

そして注目すべきなのはカッコ()で囲われた部分で、「もしあなたがお祝いするのなら」と付け加えられている。あぁなるほど、その習慣にあてはまらない文化や信条の人々にも配慮しているのだなと思った。

そのシニアリーダーの管轄部門に所属する社員は、世界中の国・地域に散らばっており、文化背景は多様だ。細かな点ではあるものの、メッセージ一つで受け取る印象は変わるものだなと、深く感心した年始であった。


日本人としては、Celebrationは「お正月のお祝い」とも受け取れるし、メッセージにはその意味も含まれているだろう。
2023年の一時帰国で立ち寄った花屋の、鮮やかで美しいディスプレイを思い出しながら…

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